雪道や凍結路を走るときに揃えておきたいもの

雪道走行の前準備

雪道走行に臨んで、下記の記事でスタッドレスタイヤについて紹介しましたが、まだの方はぜひ目を通してください!

スタッドレスタイヤとは?いつどこで交換するの?

しかしながら、たとえスタッドレスタイヤを装着していても、すべての雪道や凍結路で安全に走行できるとは限りません。場合によっては除雪作業に便利なスコップや、軍手、長靴など、備えておくと便利な道具を紹介します。

冬のドライブに用意しておきたい7つ道具

  • タイヤチェーン
  • ブースターケーブル
  • けん引ロープ
  • ジャッキ
  • 長靴
  • 防寒具
  • アイスクレーバー(霜取り用のヘラ)
  • スコップ

このようなアイテムを積んでおくとさらに安心!

  • 懐中電灯
  • 軍手
  • 融解材(霜取りスプレー)
  • ウェットタオル
  • 毛布

雪道走行の3つの運転ポイント

スタッドレスタイヤと道具が揃っても、安全な運転も不可欠です。そのため、注意すべき3つのポイントをご紹介します。
①急ブレーキ、急加速、急ハンドリングしない
スタッドレスタイヤやチェーンがあったとしても、雪道走行中、タイヤのグリップ性能は一般時より大幅落ちているので、急な操作は大変危険です。特にブレーキはタイヤをロックしてしまうと滑りやすいです。その際はエンジンブレーキを併用するとよいでしょう。

②路面状況と車間距離を注意
凍結路は雪道より一層滑りやすい路面になっているので、常に路面の凍結状況を注意したり、吹雪など天候状況、時間を考慮したりする必要があります。また、滑りやすい道路で走る際も安全のため、車間距離を多めに取りましょう。

③滑りやすいところはいつでも停止できる速度で走行
よく挙げられるのは交差点、日陰、坂道、カーブ、橋の上とトンネル出口です。どれも路面状況の変化があったり、突然の出来事が想定されたりする場所です。走行ルートがあらかじめ決まっているのであれば、ルートの状況も合わせて把握しておきましょう。

もしも大雪やドラブルなどで動けなくなってしまったら

高速道路では、ガードレールの外など安全な場所に移動する必要がありますが、一般道の場合は車を離れてしまうと吹雪のなかで車に戻れなくおそれがあります。車から離れないようにしましょう

救援を求めるときはハザードランプを点滅させ、停止表示板(三角板)などで後続車に停止中であることを知らせます。その上で、道路緊急ダイヤル#9910に電話し、停止している車の位置を伝えます。

救援まで時間がかかる場合もあるので、バッテリーや燃料切れに注意しましょう。マフラーが雪でふさがると車内に排気ガスが逆流して一酸化炭素中毒になるおそれがあります。定期的にマフラー付近の除雪をすることを忘れないでください。

「道の駅」には、道路や気象情報などを見ることができる情報端末が設置されています。気象条件が不安な場合や急な降雪時などには、車が動けなくなる前に上手に「道の駅」を活用しましょう。

 

監修者:こげパン
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。

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