アジアンタイヤの寿命は短い?その理由やおすすめアジアンタイヤについて解説

そろそろタイヤ交換の時期で、新しいタイヤをお手頃なアジアンタイヤの中から選ぶ方もいらっしゃるでしょう。しかし、アジアンタイヤは、「寿命が短い」「性能が悪い」「安いので怖い」などのイメージを持っている方も多いのでは…..。

そこで今回は、アジアンタイヤの特徴や性能、価格などについて解説します。また、おすすめのアジアンタイヤメーカーも紹介しますので、なるべく安くタイヤを購入しようと思う方は必見です!
アジアンタイヤメーカーをタイヤ交換の選択肢に入れ、自分に最適なタイヤを見つけましょう。

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アジアンタイヤとは


アジアンタイヤとは、アジア圏に所在する国のメーカーが作るタイヤのことを表します。日本もアジア諸国ですが、日本製タイヤはアジアンタイヤに含まれていません。数十年前からアジアンタイヤは存在していますが、10年ほど前までは国産タイヤと比べ値段は安いが質が悪く、良いイメージがないタイヤでした。

しかし、最近では品質が大幅に改善され、世界中でアジアンタイヤが評価されており、日本でも取り扱いしている店舗が増えてきています。
現在のアジアンタイヤは、世界的にも評価されているタイヤなのです。

アジアンタイヤの特徴


アジアンタイヤが世界的に評価されるようになったのは、以下のような特徴があるからです。

性能

以前のアジアンタイヤは国産タイヤと比較して、以下のような基本的性能が価格相応で明らかに劣っていました。

・ドライ(晴天時)のグリップ性能
・ウエット(雨天時)のグリップ性能
・スタッドレスタイヤの雪道でのグリップ性能
・制動距離の長さ
・コーナリング時の剛性

しかし、現在では全体的に見て、基本性能や走行性能を比べてもほぼ不満を感じることが無いレベルに改善されているメーカーが多いです。

価格

アジアンタイヤの最大の特徴は、国産タイヤと比較して価格が安いということです。サイズが小さなタイヤでは、あまり差はありませんが、サイズが大きくなるにつれて価格差は大きくなります。

例として、日本メーカー代表の「ブリジストン」とアジアンタイヤ代表の「ナンカン」を比較してみます。

タイヤサイズ ブリジストン ナンカン
185/70 R14 7,600円 5,700円
265/35 R18 32,400円 10,500円

※タイヤ流通センター調べ

上記の表より、タイヤサイズにより価格にかなり差があることが分かります。しかし、価格だけを見ると「安かろう悪かろう」のイメージがあり、寿命が短いと思われる方もいるでしょう。実際にナンカンを使用したユーザーの評価は、日本製と性能はほぼ変わらないという評価をされています。つまり、価格は安く性能が良いということがいえます。

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アジアンタイヤの寿命は短い?そういわれる理由とは


アジアンタイヤの寿命は短いと言われており、その理由がいくつかあります。下記にその理由を解説します。

メーカーのよって性能が違う

アジアンタイヤには、国産タイヤの性能と比較して、劣っていると言わざるを得ないような性能のタイヤを製造しているメーカーがあります。それが、アジアンタイヤは寿命が短いと言われる原因の一つです。しかし、現在のアジアンタイヤと国産タイヤの性能差は、僅かなものとなってきており、年々改善されています。

価格が安い

アジアンタイヤは、日本の国産タイヤより安く購入できるものが多く、半額以下で購入できるものもあります。安かろう悪かろうのイメージで、性能や寿命が短いという印象を与えている可能性があります。しかし、実際に価格は国産タイヤより安く、性能はほぼ同等というタイヤもあります。

馴染みがないためいい印象がない

人間は、自分の馴染みがないものに対して、ネガティブな印象を持つ傾向にあります。そのため、「性能が悪い・寿命が短い」という印象を持つ方もいるのです。

情報が少ない

日本人に馴染みが少ないアジアンタイヤには、口コミ情報が少ないのも原因の一つです。参考にできる情報が得にくく、ネガティブな印象がつきやすいのです。現在では、タイヤの情報やユーザーの口コミ評価の書き込みも増えており、情報を得やすくなっています。

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アジアンタイヤの性能や寿命は向上している


ハンコック(韓国)・ナンカン(台湾)は横浜ゴムと、ATR(インドネシア)はピレリ(イタリア)と技術提携しています。アジアンタイヤメーカーは技術向上のため、老舗タイヤメーカーと技術提携しています。老舗メーカーが、古くから培ってきた高い技術がアジアンタイヤに活かされることで、評価・寿命・性能などが昔とは比べ物にならないくらい向上しています。

ベンツやBMWはハンコック(韓国製)タイヤを、ポルシェはネクセン(韓国製)タイヤを一部車種で新車装着タイヤとして採用しています。日本メーカーでは、三菱などが新車時にアジアンタイヤを採用し始めています。高級メーカーがアジアンタイヤを採用していることは、評価・寿命・性能などが向上しているという証です。

しかし、未だに安いだけで性能が悪く、寿命が短いタイヤメーカーがあるのも事実です。アジアンタイヤを購入するときは、「評価が高いタイヤメーカー」のものを選ぶようにすると安全です。

おすすめのアジアンタイヤメーカー


Fここでは、おすすめのアジアンタイヤメーカーを4つ紹介します。アジアンタイヤメーカーのタイヤを検討中の方は、参考にしてみてください。

ケンダ

KENDAは台湾の中部に位置する彰化県員林市に本社を構えるグローバルタイヤメーカーです。KENDAは1962年に自転車用タイヤメーカーとしてスタートしました。その後、バイク用(1970年)、芝刈り機用(1978年)、トレーラー用(1983年)、ゴルフカート用(1995年)と着実にそのフィールドを拡げ、2001年に満を持して乗用車用ラジアルタイヤの市場へ参入を果たしました。2012年には設立50周年を迎え、今では150か国以上で販売されているブランドにまで成長しました。

このように、世界的には知名度を上げつつあるメーカーの1つであり、多くの国や地域でそのクオリティが認められています。

また、「2017年世界のタイヤ売上高ランキング」では26位にランクインしています。欧米やアジアでも既に独自の販売網を構築しており、それぞれの市場で受け入れられているメーカーです。

ハンコック

ハンコックは、世界タイヤランキング7位にランクインしている、最も有名なアジアンタイヤメーカーです。1941年に設立され、長い歴史で培われた高い技術とノウハウはアジアンタイヤメーカーの中でもトップレベルです。日本国内でも三菱やダイハツなどのメーカーが、一部車種の新車に純正タイヤとして採用しており、日本国内外でも評価の高い製品を提供している信頼できるメーカーです。

ナンカン

台湾で最も長い歴史を持つタイヤメーカーです。誠実、実務、革新の企業理念の元、多くのタイヤを開発しています。タイヤの研究開発にかなり力を注いでおり、その技術や性能はアジア各国でも高い評価を得ています。また、アフターサービスもしっかりしており、安心して購入できるメーカーといえます。ナンカンタイヤは、国産タイヤと性能がほぼ変わらず、安く購入できるメーカーです。

クムホ

クムホは、1960年に設立された歴史ある韓国のタイヤメーカーです。世界10番手に位置するタイヤメーカーで、性能や技術の高さに定評があります。近年では、モータースポーツに力を注いでおり、全日本GT選手権などのレース車両へタイヤを提供しています。レース車両へタイヤ提供できる技術・性能・安全性の高さは、かなり評価できるポイントといえるでしょう。

ATR

ATRは、インドネシアのタイヤメーカーです。世界のレースシーンで高いパフォーマンスを証明し続けており、その性能に定評のあるアジアンタイヤメーカーです。一般ユーザーだけでなく、ドリフト走行をするユーザーまでも魅了する品質とラインナップが特徴です。

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タイヤ流通センターでは、今回ご紹介したような有名アジアンタイヤメーカーを多数取り扱っております。品質・性能のバランスが取れたアジアンタイヤを激安価格で試してみたいと思ったら、まずは簡易見積をお試しください。

まとめ

今回は、アジアンタイヤの特徴、寿命が短いと言われる理由、おすすめのアジアンタイヤメーカーについて解説しました。以前は、安かろう悪かろうな製品が多かったアジアンタイヤですが、現在は大幅に改善されており、低価格で性能の良いタイヤが数多く販売されています。しかし、性能の悪いタイヤを販売しているメーカーがあるのも事実です。

アジアンタイヤを購入検討している方は、評価の高いメーカーから選ぶことをおすすめします。特に今回紹介した4メーカーは世界的に評価されており、新車装着タイヤとしても採用されているので、安心して購入できるといえます。

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監修者:こげパン
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。

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