現代の教習所では、タイヤ交換のやり方を習わない!その背景と基本的な方法を解説

教習所では、自動車の運転に関するあらゆる内容を習います。ただ、タイヤ交換だけは、人によって意見がわかれます。タイヤ交換のやり方を習った、という人がいれば、習ってないという人もいる…、この違いはどこからきているのでしょうか。

今回は「タイヤ交換に関して教習所で習うかどうか」、そして現状に至った背景、基本的なタイヤ交換の手順などを解説します。

▼この記事を最後まで読むとわかること
・現在の教習所では、タイヤ交換を習うかどうか
・タイヤ交換の必要性が低下した理由
・教習所の指導内容の変化
・タイヤ交換の基本
・タイヤ流通センターならお得にタイヤ交換ができること

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現在の教習所では、タイヤ交換を習わない!

「自動車学校で、タイヤ交換のやり方を習ったかどうか」は、世代や地域によって差があるようです。

昭和の頃は、パンク等に備えてタイヤ交換のやり方を指導する教習所もありました。実際、いま50代以上の人の中には、「タイヤ交換を習った」「タイヤ交換の授業があった」と話す人もいます。

ただ、現在はタイヤ交換を教えていません。理由は、ユーザーがタイヤ交換を自身でする必要性が低下したから、です。

タイヤ交換の必要性が低下した理由

タイヤは、昔も今もパンクします。万一に備え、タイヤ交換のやり方を知っておいた方が良いのでは、と思う人も多いかもしれません。

なぜ、タイヤ交換の必要性が低下したのでしょうか。理由を見てみましょう。

車にスペアタイヤが載らなくなった

昔の車には、パンクに備えてスペアタイヤが搭載されていました。しかし、現在の多くの車には、スペアタイヤが載っていません。これにより、「パンクの応急処置として、スペアタイヤに交換する」作業そのものがなくなっています。

ユーザーがタイヤを交換できなくても、問題にはならなくなったのです。スペアタイヤに代って現代の車には、パンクの応急修理キットが載せられています。

新車にスペアタイヤが搭載されなくなったのは、1999年~2009年ごろからといわれています。1999年に業界のガイドライン(「スペアタイヤレス車両のガイドライン」)が作成されたこと、2009年にエコカー減税政策が始まったことが大きな要因とされています。

〈豆知識〉エコカー減税政策とスペアタイヤの関係

ホイールと工具を含むスペアタイヤのセットは、1本あたり15~20kgもの重量になります。エコカー減税政策は環境負荷の少ない、燃費性能の良い車の普及をめざしており、車体の軽量化は避けられない課題でした。

自動車メーカーは知恵を絞って軽量化の方法を模索し、「スペアタイヤを搭載しない」という選択肢につながっていきます。

道路状況とタイヤの性能が改善し、パンクが減少した

日本の道路事情は、戦中・戦後は未整備な状態でした。高度経済成長期に一気に整備が進んだものの、輸送上重要な主要道路や幹線道路以外は後回しにされます。昭和50年代に入っても、未舗装の道路や砂利道、土がむき出しの道路は、地方ではあちらこちらで見られたものです。

当然、道路状況が悪ければ、パンクも起きやすくなります。タイヤの性能がいまほど優れていなかったのも、パンクが起こりやすい要因だったのでしょう。頻繁にタイヤを交換する必要があり、ユーザーにもタイヤ交換スキルが求められました。

現在は道路事情が激的に良くなり、タイヤの性能も向上しています。日常的に車を使う分にはめったにパンクしなくなり、ユーザーがタイヤを交換できなくても、困る場面は少なくなっています。

ロードサービス網の充実

タイヤにトラブルが起きたとき、多くの人はどのように対処するでしょうか。最寄りの整備工場に駆け込むか、JAFや自動車保険に付帯するロードサービスに連絡するのではないでしょうか。とくにJAFは離島や僻地でも駆けつけてくれ、会員なら以下のようなサービスを無料で受けられます。

  • バッテリー上がり
  • パンク
  • キー閉じこみ
  • 燃料切れ
  • 事故や故障でのけん引・搬送作業など

※会員無料範囲の設定あり、超過分は有料となる場合もある

ロードサービス網が充実し、どこにいてもサポートを受けられる現代、ユーザー自身がタイヤ交換をできなくても、困ることはほぼ発生しなくなっています。

ほかにもある!教習所の指導内容の変化

自動車教習所の指導内容は、時代や世相に合わせて変わっています。「タイヤ交換を教えなくなった」以外にもある、変更点を2つ紹介します。

メインの教習方法がMTからATになった

かつて、自動車教習所で練習する車は、MT(マニュアルトランスミッション車、いわゆるマニュアル車)が主流でした。AT(オートマチックトランスミッション車、いわゆるオートマ車)限定免許が登場したのは、1991年11月です。ただ、このころはMT車も多く走っている時代。MTの免許を取ればATにも乗れることもあって、MTで免許を取る人が大多数でした。

現在は、ATでの教習が標準となっています。教習のほか、卒業検定もAT車で行われます。MT免許を取りたい人は、オプション扱いのMT車教習(最短4時間)を受けるよう指示されます。

「エコドライブ」に関する教習の追加

現在の教習所では、以前にはなかった「エコドライブ」に関する座学・技能教習が導入されています。燃費性能と安全運転を両立させる運転方法を学ぶことが目的で、以下のような内容が扱われます。

  • ふんわり発進
  • エンジンブレーキの活用
  • 早めの減速スタート など

エコドライブは急な発進やブレーキを減らす運転手法でもあり、安全運転にも寄与します。また、世界的に省エネやエコが叫ばれる現代ならではの事情もあり、通常教習の一環で取り組ませる教習所が増えています。

知っておいて損はない!タイヤ交換の基本

ユーザーにとってのタイヤ交換の必要性が低下したとはいえ、タイヤ交換のスキルは持っていて損になるものではありません。自分で交換できれば、ショップや整備工場で交換工賃を払う必要もなくなり、節約にもつながります。

基本的なタイヤ交換のやり方を、簡単に解説します。

タイヤ交換に必要な道具

タイヤ交換に必要な道具は、以下の通りです。用途と合わせて、紹介します。

 

道具名 用途
ジャッキ 車を下から支えて持ち上げ、車体の下に空間を作る道具
輪止め 車が動かないよう、タイヤに噛ませ固定する道具
ジャッキスタンド(ウマ) ジャッキで持ち上げた車体を下から支え、安定性を高める道具
クロスレンチ ホイールナットを締めたり、緩めたりする道具
トルクレンチ ホイールナットを規定の力(トルク)で締める道具

ジャッキは車に乗っている簡易的なものでも構いませんが、手動式のため手間と時間がかかります。手軽にタイヤ交換したい方は、油圧式のジャッキを用意すると良いでしょう。カー用品店やホームセンターで入手できます。

このほか、軍手やタオルも用意します。

また、タイヤを交換する場所は、安定した広い平面がベストです。砂利や土の路面は車体が安定しないため、コンクリートやアスファルトの上を選んでください。

タイヤ交換の手順

道具が揃ったら、タイヤ交換を始めます。おおまかな手順は、10の工程に分かれます。

  1. 車体を固定する
    交換するタイヤ以外の3本に輪止めをかませ、固定する
  2. クロスレンチでホイールナットを少しだけ緩めるタイヤを持ち上げてからでは、ナットに力を加えにくいため先に緩めておく
  3. ジャッキで車体を持ち上げる
    ジャッキアップポイントにジャッキを当て、少しずつ持ち上げる
  4. 持ち上げた車体の下に、ジャッキスタンドをあてがう
    2~4つのジャッキスタンドで、車体をしっかりと支える
  5. ホイールナットをすべて、完全に取り外す
    緩めておいたホイールナットを取り外す(紛失しないよう、袋に入れると良い)
  6. タイヤを車体から取り外す
    タイヤをゆっくりと車体から取り外す
  7. 新しいタイヤを取り付ける
    タイヤを地面と水平にし、奥までしっかりと差し込む
  8. ホイールナットを取り付け、仮締めする
    外す時と逆の作業をする。タイヤが外れない程度に、仮締めしておく
  9. ジャッキスタンドを外し、車両を慎重に降下させる
    ジャッキスタンドをすべて外し、ジャッキを下げる
  10. 指定のトルク値まで、トルクレンチでナットを締める
    車両ごと規定のトルク値にあわせ、トルクレンチでナットを本締めする

ジャッキアップポイントや規定トルク値は、自動車の取扱い説明書に書かれています。間違えた場所や値で作業すると、部品を破損するおそれもあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

【整備士監修】自分でできるタイヤ交換方法と注意点について解説!

タイヤ交換の注意点

前項で解説したタイヤ交換のやり方は、ホイールがついたタイヤ同士の交換手順です。ホイールとタイヤを脱着する必要がある場合は、ショップや整備工場に依頼してください。

また、ジャッキアップはジャッキアップポイントに正しく当て、しっかりと持ち上げ固定することが重要です。何かの拍子にジャッキが外れると、車体が落ちて来ます。大事故につながる恐れもあるので、ジャッキアップには十分に注意してください。

ナットは、かならず規定のトルク値で締めます。よく、レンチの上に体重をかけて締める動画などが見られますが、あのやり方はNGです。ナットやハブボルト(ホイールを車体に取り付けるパーツ)が損傷し、交換が必要になる場合もあります。

タイヤ交換は、自分でもできる作業です。ただ、重量物のタイヤの扱いには労力がかかり、また道具もそろえなければなりません。不安がある、面倒だという方は、ショップや整備工場に依頼したほうがスピーディーです。

タイヤ交換は自分でできる?必要な工具やリスクについて徹底解説

タイヤ交換のことならタイヤ専門店・タイヤ流通センターへ

一般のユーザーにとって、タイヤは少し難しく、敷居が高く感じられるかもしれません。ショップにいけば性能も価格もさまざまなタイヤが所狭しと並べられ、いったいどれが合うのか迷ってしまうのではないでしょうか。

タイヤに関してお困りなら、タイヤ流通センターにご相談ください。タイヤ流通センターは日本最大級のネットワークを誇る、タイヤの専門店です。国内外からあらゆるタイヤをご用意し、さらにタイヤに詳しいスタッフがご相談に対応します。

同サイズ・同ランクのタイヤは均一料金という、定額制の料金体系も「わかりやすい」と評判です。全国の店舗で、またWebの「簡単見積もり」からお問い合わせをお待ちしています。

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まとめ

自動車教習所でタイヤ交換のやり方を教えていた時代もありましたが、現代の教習所ではほぼ教えません。タイヤ交換の必要性が低下し、車にスペアタイヤが積まれるケースも少なくなったためです。

タイヤに関する相談や疑問は、タイヤ流通センターにお任せください。迅速で丁寧、かつ明瞭な料金体系で、どのようなご希望にも寄り添って対応します。

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