タイヤサイズの見方・確認方法を徹底解説!ロードインデックスって何?

自動車のタイヤは、重い車重を支え、走る・曲がる・止まるをしっかり行うために大切な部分です。
タイヤのサイズは車種などによってさまざまで、種類によって大きさや太さや性能が異なり、正しい車のバランスを考えて装着されています。

この記事では、タイヤサイズを確認する方法やロードインデックスの意味について、わかりやすく説明します。

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愛車のタイヤサイズをご存知でしょうか


タイヤは自動車の基本的な機能を支える大切な部品ですが、自身の愛車のタイヤサイズを知っている人はあまり多くありません。

タイヤ交換を自分でせずに業者に依頼するケースも増えてきていますし、自分で交換する場合でもしっかりとしたサイズを知らないということはよくあります。

まずは、愛車の正しいタイヤサイズを知ることの大切さについて説明します。

タイヤサイズによって性能が変わる

実は、タイヤサイズは車の性能に深く関わっており、燃費性能や操作性能が変化します。

タイヤはインチが小さく幅が狭いほうが地面と接する部分が減り、摩擦抵抗も減ります。
それによって燃費が少し向上します。
しかし接地面が少なくなったことでグリップ力などの操作性能は低下してしまいます。

反対に、インチアップして大きく太いタイヤになると、地面とタイヤの接地面が大きくなることでグリップ力など操作性能が良くなります。
しかし摩擦が増えたことによって燃費が低下します。

タイヤサイズによって維持費が変わる

タイヤはサイズによって値段が変わり、基本的には小さい方が安く大きくなるにつれて高くなります。
タイヤ交換工賃や交換後のタイヤの保管サービスなどはタイヤのインチによって料金が変わることが多く、毎年タイヤ交換をしなければならない雪国ではとくに気になる部分です。

インチアップやインチダウンをする場合、1本だけというわけにはいかないので4本セットで考えることになります。
1本あたりの金額はそれほど変わらなくとも、4本分であれば大きな差があります。

タイヤにかかるお金を少しでも減らしたいと考えている方は、一度愛車のタイヤサイズを確かめてみましょう。

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タイヤサイズの確認方法


では、実際にタイヤサイズを確認する方法を説明します。

タイヤサイズは実際のタイヤに書かれていて、車に履いている状態でも確認することができるので、ぜひご自身の愛車のタイヤで試してみてください。

まずは、タイヤの側面(サイドウォール)を見てみましょう。
メーカー名やブランド名の他に、数字やアルファベットがいくつか並んでいるのを見つけられるはずです。

また、現在装着されているタイヤ自体のサイズは、タイヤ本体でなければ確認することはできません。

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タイヤサイズの表示の見方


前述の通りタイヤサイズは、数字とアルファベットで構成されている文字列でタイヤの寸法や性能を確認することができます。

専門用語が多く難しく見えますが、ひとつひとつわかりやすく解説していきます。

①タイヤ幅

文字通りタイヤの幅のことを表し、「185」「205」などの数値で表され、単位は「mm(ミリメートル)」です。
「185」であれば185mm、「205」であれば205mmの幅のタイヤであることがわかります。
地面に触れている部分の広さはこのタイヤ幅の数値で決まります。

②扁平率

扁平率とは、タイヤの厚みの部分のことです。

タイヤの幅を「S」、タイヤの断面の高さを「H」としたときの%のことであり、計算式「H/S×100」で求めることができます。

タイヤの幅は「195/50R15」の場合は「195」がタイヤの幅「S」に当てはまり、タイヤの断面の高さは実際に測りmm(ミリメートル)で計算します。

扁平率は一般的には、低いと35%程度、高くて70%程度までです。

扁平率が低くなればなるほど、接地幅が広がって側面(サイドウォール)が薄くなります。
扁平率が低いタイヤは走行性能が安定しやすいですが、低くなりすぎてしまうと乗り心地が悪くなってしまいます。

③ラジアル構造

ラジアル構造は「R」と表され、現在の自動車に使用されているタイヤはほぼ100%がラジアルタイヤです。

かつてはラジアルタイヤの他にも、バイアスタイヤというタイヤが多く使われていました。
しかしラジアルタイヤの方が燃費効率に優れ、どんな車でも乗り心地が安定しやすいため、ラジアルタイヤが普及しました。

④リム径

数字で「15」「18」と書かれ、単位は「インチ」で表されます。
一般的にホイールのサイズとして知られている表記であり、ホイールの円周の長さのことをいいます。
数値が大きくなると大きいタイヤ、数値が小さくなると小さいタイヤとなります。

この数値はどんな車にも純正サイズが存在しており、純正サイズよりも大きくすることをインチアップ、純正サイズより小さくすることをインチダウンといいます。

⑤ロードインデックス

ロードインデックスとは、「LI」とも表され、タイヤ1本あたりの負荷能力のことをいいます。

「68」「82」などといった数字で表記されていて、その数字に対応する表があり、そこで負荷能力をkgに変換することができます。

詳しくは後ほど「ロードインデックス(LI)とは」の項目で解説します。

⑥速度記号

速度記号とは、速度表記やスピードレンジとも言われ、そのタイヤが走行できる速度を表しています。

アルファベットで表記され、そのアルファベットに対応する速度が設定されています。

また、表には書かれていませんが「VZ」や「VR」も存在し、240km/h超の高性能なタイヤであるということを表しています。

速度記号 最高速度(km/h)
L 120
N 140
Q 160
S 180
T 190
H 210
V 240
W 270
Y 300
ZR 240km/h超
(Y) 300km/h超

⑦プライレーティング

プライレーティングとは、タイヤの強度のことを表し、数字とアルファベット「PR」で示されています。

数字が大きくなるほど負荷能力が高くなります。

プライレーティングは一般的な自動車のタイヤには表記されていることは少なく、バスやトラックなどのタイヤに表記されているものです。

一般的なタイヤサイズの例

①〜⑦の項目を説明しましたが、実際の例も見てみましょう。

たとえば、「195/50R15 87V」と表記されている場合です。

195…①タイヤ幅 : 195mm
50… ②扁平率 : 50%
R…③ラジアルタイヤ
15…④リム径 : 15インチ
87…⑤ロードインデックス : 87→545kg(ロードインデックスのkg換算は次の項目で解説します)
V…⑥速度記号 : V(240km/h)

タイヤの種類によっては表記されていない項目がある場合もあります。

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ロードインデックス(LI)とは


先ほどロードインデックスについて少し触れましたが、ここで詳しく解説します。

ロードインデックスの見方

ロードインデックスは「68」「82」などと表されるタイヤ1本あたりの負荷能力のことでした。

たとえば、「68」と書いてあるときはタイヤ1本あたりの負荷能力は「315kg」となり、この数値を超えてしまうと、タイヤが重さに耐えきれずに破損してしまいます。

タイヤ4本あたりの負荷能力がその車の車重を上回っていなければならないこと、カーブを曲がる際などは大きく負荷がかかるため余裕を持った負荷能力を考えて装着しなければならないことを覚えておきましょう。

ロードインデックスは安全のために存在している

ロードインデックスは安全基準に深く関わっているものであり、ロードインデックスが不足していると安全基準を満たすことができず、車検を通すことができなくなってしまいます。

また、ロードインデックスは空気圧が低下すると発揮されません。
ですので、常に規定の空気圧が入っているか確認することが大切です。

そして、タイヤを交換する際やインチアップ・インチダウンする場合も要注意です。
絶対に純正のタイヤのロードインデックスを下回らないようにしなければなりません。

タイヤ4本分のロードインデックスに余裕があるかどうかをしっかりと確認しましょう。

ロードインデックスの対応表

ロードインデックスは数字で表記されていますが、それだけでは具体的な負荷能力はわかりません。対応表でその数字に対応しているタイヤ1本あたりの負荷能力(kg)を確認することができます。

ロードインデックスの対応表は以下の通りです。

LI 負荷能力(kg) LI 負荷能力(kg)
62 265 92 630
63 272 93 650
64 280 94 670
65 290 95 690
66 300 96 710
67 307 97 730
68 315 98 750
69 325 99 775
70 335 100 800
71 345 101 825
72 355 102 850
73 365 103 875
74 375 104 900
75 387 105 925
76 400 106 950
77 412 107 975
78 425 108 1000
79 437 109 1030
80 450 110 1060
81 462 111 1090
82 475 112 1120
83 487 113 1150
84 500 114 1180
85 515 115 1215
86 530 116 1250
87 545 117 1285
88 560 118 1320
89 580 119 1360
90 600 120 1400
91 615 121 1450

まとめ

今回は、ロードインデックスを中心に、タイヤサイズの確認方法を解説しました。

タイヤサイズの表記の中には、安全のためにしっかりと確認しておかなければならない項目もありますので、ぜひこの記事を参考にしながらご自身の愛車のタイヤサイズを確認してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者:こげパン
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。

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