• タイヤチェーンを知ろう!①

    2019年10月09日

    10月に入りましたが、地域によってはまだ暑い日が続いていますね。とは言え、真夏に比べれば気温や湿度も下がり、秋を感じる事も多くなりました。そして、その先には寒い冬がやってきます。みなさん、冬の準備は万全でしょうか!?

    雪道

    タイヤの冬と言えばもちろん「スタッドレスタイヤ」。おそらく、既に履き替えを完了させている方々もいらっしゃることと思います。冬となれば雪が降ったり、道路が凍ったり・・・。そんな時でもスタッドレスタイヤを装着していれば、とても心強いですね。

     

    そんなスタッドレスタイヤですが、実はそれだけでは通行出来ない道があります。それが、2018年11月15日に国土交通省が発表した「チェーン規制」です。実施場所となる道路では、例えスタッドレスタイヤを装着していても、タイヤチェーン(スノーチェーン)を取り付けていなければ通行が出来ません。つまり、タイヤチェーンを持っていなけば、立ち往生してしまう可能性があるということです。国土交通省では詳しい情報も出していますので、ぜひそちらもご覧になってみて下さい。

     

    ☆国土交通省HP 「チェーン規制 Q&A」

    チェーン規制区間


    ところで皆さんはタイヤチェーンと聞いてどんな物を思い浮かべるでしょうか?

    タイヤチェーン

    多くの方は、上の写真にある様な金属製のいわゆる鎖状を想像されるのではないかと思います。もちろん、これは代表的なタイヤチェーンと言えます。更に、現在ではより進化したタイヤチェーンが多数販売されています。今回はそれらの代表的な例をお伝えしていきたいと思います。

     

    現在のタイヤチェーンは、一部例外はありますが、大まかに3種類が存在しています。

    1. 金属製チェーン

    2. 非金属製チェーン

    3. 布製カバー

    例外としてスプレータイプのチェーンも存在していますが、これは今回のお話からは除外しています。


    1. 金属製チェーン

    強み: 経済性と収納性の高さ

    先程も登場した、ザ・タイヤチェーンとも言えるのがこのタイプです。使用される素材で代表的なものは、ニッケルクロムモリブデン合金などがあります。金属製なので硬さもあり、凍結路にバツグンの強さを発揮します。また、いわゆる鎖と同じなので、コンパクトに収納できる点もメリットと言えます。価格が安いというのも大きなポイントです。

    ただ、金属製の為走行中のノイズは大きく、振動もかなり気になります。また、メインテナンス面からみると、乾燥後に保管しないと錆びてしまうというデメリットもあります。

    金属製チェーンには「①はしご型」と「②亀甲型」の2種類が存在し、それぞれに特徴があります。

    金属製チェーン

    ①はしご型

    タイヤへの装着感が良く、駆動力を路面に伝え易い形状となっている為坂道に強い。半面、形状的に横滑りにあまり強くない為、凍結路では注意が必要となります。

    ②亀甲型

    はしご型よりも乗り心地は良いとされています。チェーンの形状的に、対横滑り効果が高くなっています。その為凍結路でより高い効果を発揮します。


    2. 非金属製チェーン

    強み: 振動やノイズが少なく、乗り心地は悪くない

    素材としてはゴムやウレタン等を用いる事が多いと言えます。金属ではない為、走行時の振動やノイズが少なく、乗り心地はそれ程悪くありません。この点が大きなメリットと言えます。その形状的にも凍結路でバランス良く高い性能を発揮します。金属製チェーンと比較して取付がし易い事もあり、最近はこのタイプが主流になりつつあります。

    その素材ゆえに折り畳みはしずらく、収納性は高くありません。また、金額的にも(金属製と比較して)高価となります。このコストと収納スペースの問題が非金属製チェーンのデメリットと言えます。


    3. 布製カバー

    布製カバー

    強み: 軽くてコンパクトに収納。簡単装着で低振動、低ノイズ。

    その名の通り、布製カバーでタイヤ全体を覆って使用します。タイヤへの取付もチェーンと比較して容易と言えます。布製なので軽く、使用していな時は折り畳んでコンパクトに収納が出来ます。また、走行時の振動やノイズもほとんどなく、使用時も快適性を損ないません。

    ただし、チェーンと比較してグリップ力は劣る傾向があり、耐久性も高いとは言えません。先にご紹介した「チェーン規制」区間では走行不可とされる場合も多く、あくまでも緊急用として捉えた方が良さそうです。収納性の高さを活かし、冬場の緊急用として常時車載しておけば、何かあった時にも安心です。


    いかがだったでしょうか?一口にタイヤチェーンと言っても、今ではその選択肢も様々です。今回ご紹介した製品にはそれぞれに強みがあります。おそらく、お住まいの地域や趣味といった用途によっても選択するチェーンは変わってくると思います。ぜひ目的にあったチェーンを見つけ出し、安全・安心な冬のドライブをお楽しみください!

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