タイヤバーストの原因とは?予防策や対処法など自動車のプロが徹底解説
タイヤバーストが起きると、大きな事故につながる可能性があります。
しかし、そのような可能性があるにもかかわらず、「そもそもタイヤがバーストする原因がわからない」「何の予防もしていない」という人が多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、タイヤバーストの原因や予防策などを徹底的に解説していきます。本記事を読めば、タイヤバーストが発生する確率を低減できるでしょう。
また、対処法も併せて解説します。もしものときのために把握しておきましょう。ぜひ最後までご覧ください。
▼この記事を読んでわかること
・タイヤバーストとは何か
・タイヤバーストが起こると何が危険か
・タイヤのバーストは何故起こるか
・タイヤのバーストが起こった時の予防法
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目次
タイヤのバーストとは?
タイヤのバーストは、タイヤが破裂する現象のことです。風船が破裂するシーンを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
バーストすると、「パンッ」という音を立てて破裂します。頻繁に起きる減少ではありませんが、絶対に起きないとは限らないため注意が必要です。
タイヤのバーストが起こると危険?
タイヤのバーストが走行中に起きるとハンドルが取られて操作性を失い、周囲を巻き込んだ大きな事故につながる可能性があります。最悪の場合、命に関わることもあるでしょう。
また、タイヤバーストは衝撃が大きいので、ほかのパーツを傷つけたり、破損させたりするケースもあります。いずれにしても、タイヤバーストは非常に危険です。
タイヤバーストが起きる5つの原因
タイヤバーストが起きる原因は、大きく5つあります。
- タイヤの空気圧が適切ではない
- 最大積載量を超えた状態で走った
- タイヤが劣化した
- 外部から衝撃が加わった
- 冬タイヤのまま走行した
原因を知らないと、タイヤバーストが起きるリスクも高まるのでしっかりと把握しておきましょう。
タイヤの空気圧が適切ではない
タイヤの空気圧が適切でないと、バーストが起きる可能性があります。タイヤの空気圧は、低すぎても高すぎてもよくありません。
たとえば、タイヤの空気圧が低すぎるとスタンディングウェーブ現象が起きやすくなり、バーストする確率が高まります。スタンディングウェーブ現象は、タイヤが大きく波打つたわみができる現象です。
一方タイヤの空気圧が高すぎると、衝撃を吸収する力が強くなり、内部のワイヤーが切れやすくなることがあります。結果タイヤの強度は弱くなり、バーストするケースがあります。
最大積載量を超えた状態で走った
最大積載量を超えた状態で走るのもタイヤバーストが起きる原因になります。
自動車ごとに積載量が決まっており、決められた量以上に荷物を乗せるとタイヤに負荷がかかり、形も変わります。そのままで走行すると、タイヤ本来の耐久力を発揮できず、バーストにつながるのです。
タイヤが劣化した
タイヤの劣化も、バーストの原因の一つです。タイヤは消耗品なので劣化するのは仕方ありませんが、表面のゴムが硬くなっていたり、ひび割れが発生しているときは要注意です。
タイヤ本来の耐久性を発揮できなくなり、結果としてタイヤはバーストします。
外部から衝撃が加わった
外部から衝撃が加わったケースも、タイヤバーストが起きることがあります。たとえば、縁石との衝突がバーストのきっかけになることもあるので注意が必要です。
外部からの衝撃で内部構造まで損傷するとバーストの可能性があるほか、亀裂が入って強度が下がるとその後走行中に破裂する危険もあります。
冬タイヤのまま走行した
冬タイヤのまま走行した場合も、タイヤバーストの原因になるケースがあります。とくに夏場、冬タイヤのまま走行するのは危険です。冬タイヤは夏用のタイヤと比較して柔らかいゴムで設計されており、路面温度の高い夏場には向いていません。
タイヤバースト|この前兆があったら要注意
以下のような前兆があったときは、タイヤバーストの発生に注意してください。
- 走行中に振動する
- ゴムの焼けるような臭いがする
- タイヤにひび割れや傷がある
それぞれの詳細を見ていきましょう。
走行中に振動する
走行中に振動する場合は、タイヤバーストに要注意です。
振動だけではなく、ハンドルが重たく感じることがあれば、タイヤバーストの前兆であるスタンディングウェーブ現象が発生している可能性があります。タイヤの接地面の抵抗が大きくなり、そのまま走り続けるとタイヤ内部が高温になってバーストします。
ゴムの焼けるような臭いがする
ゴムの焼けるような臭いも、タイヤバーストの前兆です。窓を開けて走行しているとわかりやすいかもしれません。臭いが気になったときは、そのまま放置せずにタイヤの状態を確認しましょう。
タイヤにひび割れや傷がある
タイヤにひび割れや傷がある場合も、タイヤバーストの前兆の一つです。タイヤにひび割れや傷があるときは、タイヤ内部のコード層が切れてバーストが起きやすい状態になります。なかでも、亀裂が深く、長く続いている場合は注意が必要です。
もしタイヤバーストが起きてしまったら?対処法を解説
もしタイヤがバーストしたら、以下のような対処を行ってください。
- 落ち着いて操作して徐々にスピードを落とす
- 路肩にゆっくり停車して停止表示板を設置する
- スペアタイヤに交換する
- ロードサービスに連絡する
タイヤバーストが発生しても焦ってはいけません。落ち着いて対処していきましょう。
落ち着いて操作して徐々にスピードを落とす
もしタイヤバーストが起きてしまったら、落ち着いて操作して徐々にスピードを落としていきましょう。
タイヤがバーストすると、大きな破裂音とともに車がガタつきます。しかし、ここで焦ってはいけません。動揺する気持ちもわかりますが、安全に対処するためにまずは心を落ち着けましょう。
そして、徐々にスピードを落としてください。急ブレーキ、急ハンドルは、新たな事故を招いてしまうかもしれません。徐々にアクセルを緩めましょう。
路肩にゆっくり停車して停止表示板を設置する
徐々にスピードを落としたら、路肩にゆっくり停車してください。高速道路などでは後続車を巻き込むことのないように、より注意が必要です。
近くにガソリンスタンドや自動車整備工場があると、そのまま走行したくなるかもしれませんが、タイヤが破裂しているとハンドルの操作がうまくいかないので非常に危険です。
また、路肩にゆっくり停車した後は停止表示板を設置しましょう。高速道路、自動車専用道路などで故障車を停めるときは、停止表示板の設置が義務付けられています。追突されるリスクを避けるためにも、必ず設置してください。
スペアタイヤに交換する
もしスペアタイヤを搭載している自動車なら、スペアタイヤに交換するのも有効です。ただし、スペアタイヤの空気圧が適切であるかどうかを事前に確認してください。また、パンク修理キットはバーストしたタイヤには使えません。
ロードサービスに連絡する
タイヤがバーストしたら、ロードサービスに連絡するのもおすすめです。
JAFあるいは加入している保険会社の事故故障受付などに連絡してください。JAFは有料ですが、会員ではなくても対応してくれます。速やかにロードサービスに連絡することで、早急に対応できます。
タイヤバーストの修理代はどのくらいかかる?
バーストしたらタイヤを交換するのが一般的です。タイヤ交換にかかる費用の目安は、軽自動車サイズで1本3,000円程度からです。
ちなみに、タイヤ流通センターはネット価格でタイヤ交換のサービスを提供しています。新品4本の交換をタイヤ4本セットが¥8,900(税込\9,790)~から承っており、相場よりも安くタイヤを交換できます。
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タイヤがバーストするのを防ぐ方法4選
タイヤがバーストするのを防ぐ方法は、大きく4つあります。
- 空気圧を適切に保つ
- タイヤの保管方法に気を付ける
- プロに定期的にチェックしてもらう
- 必要に応じて早めに交換する
タイヤのバーストは、起きると危険です。予防策を把握して、なるべくバーストが起きないようにしましょう。
空気圧を適切に保つ
タイヤバーストを防ぎたいなら、空気圧を適切に保ちましょう。
ただし、タイヤの空気圧は車種によって適切な値が異なります。空気圧の規定値は、運転席のドア開口部などに記載されているので確認してみてください。また、タイヤの空気圧を測定するときは、走行前などタイヤが冷えているタイミングで行いましょう。
タイヤの保管方法に気を付ける
タイヤバーストを防ぐためには、保管方法にも気をつけてください。
タイヤは日々劣化するものですが、保管方法が悪いと劣化の速度が早くなり、バーストしやすい状態になってしまいます。タイヤを保管するときは、直射日光の当たる場所を避ける、タイヤワックスを付着したままにしないといったことを意識しましょう。
プロに定期的にチェックしてもらう
プロに定期的にチェックしてもらうのも、予防策として非常に有効です。
タイヤのひび割れや傷などは、知識のない人がみても気づかないことがあります。一方で、プロにタイヤの状態を見てもらえば些細な傷なども見逃すことなく、適切なタイミングでメンテナンスを行えます。タイヤバーストは非常に危険なので、プロの定期的な点検はおすすめです。
必要に応じて早めに交換する
タイヤバーストを避けたいのであれば、必要に応じて早めに交換するのもよいでしょう。
タイヤが劣化すればするほどバーストする確率は高まります。
「もったいないからまだ使おう!」
「傷はあるけど、まだ使えるよね?」
その気持ちが悪いわけではありませんが、タイヤバーストは大きな事故につながりかねないので、必要に応じて早めにタイヤを交換することで予防しましょう。
バーストしたタイヤは修理できるの?
バーストしたタイヤは、修理できません。タイヤが破裂していて修理できないので、タイヤそのものを交換して対応します。
さらに、タイヤバーストは衝撃が大きいので、周囲のパーツを傷つけている可能性があります。もし傷がついている場合は、必要に応じてほかのパーツは修理しなければなりません。
また、バーストしたまま走行すると、修理する箇所を増やすことになるだけなのでやめておきましょう。
タイヤバーストとパンクの違いとは?
タイヤバーストは、走行中に大きな音がしてタイヤの内部から全体が粉々に破裂します。破裂した後はハンドル操作が難しくなったり、そもそも走行できなくなったりすることがあります。
一方パンクは、徐々にタイヤの空気圧が減るのが特徴です。タイヤバーストのように破裂して一気に空気がなくなるのではなく、少しずつ空気が減っていくケースがほとんどです。
さらに、タイヤバーストは大きな音がするので気づきやすいですが、パンクは空気が抜け切るまで気づかなかったというケースも少なくありません。
また、バーストしたタイヤは修理できませんが、パンクしたタイヤなら修理できる可能性があるという点でも異なります。
タイヤバーストについてよくある質問
タイヤバーストについてよくある質問は、以下のとおりです。
- タイヤがバーストしたら事故扱いになりますか?
- タイヤは何年でバーストしますか?
- パンクしても走行できるタイヤはありますか?
理解を深めるためにも、回答にはしっかり目を通していきましょう。
タイヤがバーストしたら事故扱いになりますか?
タイヤのバーストは、自動車保険の補償には含まれていないのが一般的です。原因が事故だろうとイタズラだろうと、タイヤ以外の箇所に損傷がないのであれば、自動車保険の補償対象外になるケースが多い傾向にあります。
ただし、絶対に補償されないとは言い切れないので、一度保険会社に問い合わせてみてもよいでしょう。
タイヤは何年でバーストしますか?
タイヤは明確に何年でバーストするとは言い切れませんが、一般的には3年から6年程度使うと、ホイールの周辺やトレッド面などがひび割れを起こします。
多少なら問題なく走行できますが、放置したまま負荷のかかる走行を長時間すると、バーストする可能性が高まります。
パンクしても走行できるタイヤはありますか?
ランフラットタイヤならパンクなどで空気が抜けた状態に陥っても、決められたスピードであれば一定の距離を走れます。
もし走行中にパンクして空気が抜けても、最寄りのガソリンスタンド、自動車整備工場などに移動できるでしょう。万が一のときに備えたい人は、ランフラットタイヤを検討してみてください。
まとめ|タイヤバーストが起きる前に対処しよう!
タイヤバーストは、大きな事故につながる大変危険な現象です。もしタイヤがバーストしてしまったら落ち着いて徐々にスピードを落とし、路肩に停車して速やかにロードサービスに連絡しましょう。
また、危険な目にあいたくないのであれば、空気圧を適切に保ったり、タイヤの保管方法に気を付けたりするなど、意識してください。定期的にタイヤの状態をプロにチェックしてもらうのもおすすめです。
タイヤ流通センターでは、プロがタイヤの交換をネット価格で行っています。事前にご相談いただくことで、タイヤバーストの確率も低くなるでしょう。シーズンごとにお得なキャンペーンも実施しているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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