タイヤのひび割れは補修?交換?ひびの原因と危険性、防ぐポイントを解説
「タイヤを見たら、表面に細かなひびがあって驚いた」、車に乗る人なら誰にでも起こり得る出来事です。タイヤにひびが入っていたら、このまま走って問題ないのか、心配になるもの。どの程度までなら走行できるのかも、気になります。
今回は、タイヤのひび割れについて解説します。補修しても構わないのか、また補修すべきなのか、危険なひびの見極め方、またひび割れを防ぐポイントなどもまとめました。
タイヤの点検とメンテナンスに、ぜひとも加えてほしい内容です。最後までご覧ください。
▼この記事を読んでわかること
- タイヤのひび割れの状態と進行段階が
- ひび割れ以外の代表的トラブルと対処の基本
- ひび割れを補修できる段階・できない段階の見極め方/strong>
- ひび割れの主な要因と予防のポイント
- タイヤ流通センターなら安くタイヤ交換ができること
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「タイヤを見たら、表面に細かなひびがあって驚いた」、車に乗る人なら誰にでも起こり得る出来事です。タイヤにひびが入っていたら、このまま走って問題ないのか、心配になるもの。どの程度までなら走行できるのかも、気になります。
今回は、タイヤのひび割れについて解説します。補修しても構わないのか、また補修すべきなのか、危険なひびの見極め方、またひび割れを防ぐポイントなどもまとめました。
タイヤの点検とメンテナンスに、ぜひとも加えてほしい内容です。最後までご覧ください。
目次
タイヤのひび割れとは、どのような状態か
※参考:一般社団法人日本自動車タイヤ協会「タイヤ安全ニュースNo.72」
タイヤのひび割れとは、タイヤの側面(サイドウォール)や接地面(トレッド)に、細かな傷のようなひびが入った状態です。
表面にうっすらと傷がついたように見える段階から徐々に進行し、やがてうろこ状・線状の傷が傍目にもわかるようになります。
放置するとひびの深さは1mm以上に達し、走行不能となります。
初期のひび割れ
ひび割れは、タイヤのゴム表面にうっすらと傷が入った状態から始まります。よく見ないとわからない程度のひびであり、ごく小さなひびなら、そのまま走行しても問題ありません。
ただし、適切なメンテナンスの上で走行しないと、ひび割れがどんどん進行します。ひび割れへの対処法、予防法も記事で紹介していますので、先をご覧ください。
要観察段階のひび割れ
ひび割れが進行すると、傷のサイズや深さが大きくなっていきます。タイヤのひびは、内部のコードに達しない限り、走行に支障はありません。
ただ、私たちが見た目でコードに達しているか判断するのは困難。その時は、タイヤのひびの深さに注目してください。ひびの深さが1mm程度までなら、走行可能です。
末期のひび割れ
ひびの深さが1mm以上に達すると、これまでとは明らかに違う「大きな傷」が目視できるようになります。
この状態になると、ひび割れは末期症状といって良いでしょう。内部のコードに傷が達し、パンクやバーストの危険が大きく高まります。速やかにタイヤを交換してください。
ひび割れの判断に迷ったら、タイヤ専門店やカー用品店、整備工場などへの相談がおすすめです。
ひび割れ以外にもある!タイヤのトラブル
タイヤは堅牢に見えて、日々摩耗しています。いつまでも、買ったばかりの状態というわけにはいきません。
以下に、タイヤによくあるトラブルを2つ紹介します。走行前や給油時、洗車時などにタイヤをチェックする癖をつけ、少しでも異変があったら点検してもらうようにしましょう。
カット(裂けた傷)
タイヤのサイドウォールに入りやすいのが、カット(傷)です。縁石や障害物にタイヤをこすった際にできます。表面に裂けめが生じ、深さによっては内部に達しているおそれもあります。
速やかに点検を受けましょう。
セパレーション(剥離)
セパレーションは、タイヤの一部分がはがれる現象です。接地面(トレッド)がねじれて変形したり、明らかに剥がれて浮いてきたりします。
空気圧不足での走行が主な要因ですが、熱の影響や経年劣化でも発生します。
タイヤに不自然な浮きやねじれがあったら、早めに整備士に見てもらうようにしましょう。
タイヤのひび割れは補修できるか
タイヤのひび割れは、補修もできますが条件が付きます。さらに、あくまで応急処置です。
タイヤのひび割れは、寿命が近づいているサイン
タイヤはゴムでできており、走行や時間の経過によって劣化します。いつか、かならず使えなくなる日が来る消耗品です。
タイヤのひびも、タイヤのゴムの状態が劣化しているサインと考えてください。パンクと異なり、修理したからといってひび割れをなかったことにはできません。
ひびを見つけたら、遠からずタイヤ交換が必要であると考えるようにしましょう。
タイヤのひび割れを補修できる段階
表面にうっすら傷がつく程度の軽度ひび割れなら、水性タイヤワックスの適切な使用で進行を遅らせられます。水性のタイヤワックスを、やさしく塗布してみてください。
補修できないひび割れ
ひびが進行し、1mm前後の深さになると補修は困難です。タイヤのひび割れ補修剤も市販されていますが、あくまで応急処置だと考えてください。
補修剤でひびをふさぎ、できるだけ速くタイヤ専門店や整備工場で点検を受けましょう。
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タイヤのひび割れが起きる要因
タイヤにひびが入る理由は、大きく6つあります。それぞれの要素がなぜ、ひび割れを生じさせるのか、詳しく見ていきましょう。
不適正な空気圧
正常な状態で走行するためには、適正な空気圧が大切です。空気圧が規定より小さいと接地面に過剰な負担がかかり、ひびや亀裂が入りやすくなります。
タイヤの空気圧は、ガソリンスタンドに備えられているタイヤ用の空気充塡機を利用し、点検しましょう。適正な空気圧は、車の運転席側ドアを開けた内側に、ステッカーで貼付されています。
ガソリンスタンドでの点検が面倒だという方には、空気圧を可視化するバルブキャップの利用をおすすめします。バルブキャップに換えて装着するだけで、現在の空気圧をわかりやすく示してくれる商品です。
紫外線の影響
そもそも屋外での使用を前提とするタイヤは、紫外線による劣化を抑えられるように、劣化防止剤が含まれています。
しかし紫外線を浴び続けると劣化防止剤が減少し、最終的に紫外線劣化が始まります。
紫外線による劣化を防ぐには、2つのコツがあります。まず、走行に使うタイヤに、水性のタイヤコーティングスプレーやタイヤワックスを塗布すること。そして、保管の際は直射日光を避けることです。
経年劣化
タイヤは新品から4~5年で劣化が始まり、経年劣化したタイヤはちょっとした段差や凹凸でも、傷がつきやすくなります。
タイヤがゴムでできている以上、経年劣化は避けられません。タイヤのひびが気になったら、製造からどれくらい経過しているか見てみてください。4~5年経っていたら、タイヤ交換のタイミングと考えたほうが良いでしょう。
〈Tips〉タイヤの製造年はサイドウォールの刻印でわかる!
タイヤのサイドウォールを見ると、英数字の刻印が見つかるはずです。アルファベットと数字4文字の組み合わせを探してください。 この数字部分が、そのタイヤが製造された年月を示します。
「0825」なら、2025年の第8週目に製造されたタイヤ、という意味です。 |
油性タイヤワックス・艶出し剤
油性ワックスや艶出し剤の過剰使用は、溶剤の作用で劣化防止剤を溶出させ、ひび割れを引き起こします。
走行頻度
走行頻度が極端に少ないタイヤも、ひび割れがおきやすいといわれます。
また、長期間にわたって停車させると、タイヤの1部分だけに荷重がかかります。部分的な負担から、ひび割れが起きることもあります。
過搭載
積載量が多いとタイヤに過度な負荷が続き、ひび割れにつながりかねません。
不要な荷物は都度下ろし、車とタイヤにかかる負担をできるだけ軽減するよう努めてください。
タイヤのひび割れを防ぐポイント
タイヤのひび割れが起きる要因を踏まえると、タイヤのひび割れを防ぐポイントも見えてきます。
タイヤのひび割れを防ぐには、次の6つのポイントに気をつけましょう。
- 適正な空気圧を保つ
- 保管環境に配慮する
- 適度に走行する
- 油性ワックスを使わない
- 重量物を載せっぱなしにしない
- 定期的にメンテナンスする
ひび割れは、早期発見と早期対処が重要です。程度が軽い段階で発見できれば、タイヤ専門店や整備工場で、適切に対処してもらえる可能性があります。
ただ、ひび割れの程度が深刻になると、一気に走行の危険性が高まります。高速道路で突然バースト(破裂)する可能性も、ゼロではありません。
乗車前や降車時、給油・洗車時など、車に近づいた際に目視点検する癖をつけると良いでしょう。定期的に見ていると、わずかな異変にも気づきやすくなります。
また、基本的なメンテナンスに使う道具は、ガソリンスタンドに備えられています。「給油のついでに空気圧をチェックする」「洗車のついでにひび割れを点検する」など、ルーティンにすることをおすすめします。
お得なタイヤ交換ならタイヤ流通センターへ
タイヤのひび割れを見つけたら、早めにタイヤ専門店等に相談しましょう。程度によってはタイヤ交換をすすめられる可能性もあるため、できるだけお得にタイヤ交換できるショップを選ぶと安心です。
タイヤ流通センターは、全国に店舗を展開する日本最大級のタイヤ専門店です。専門店ならではの豊富なラインナップ、そして独自の流通ルートで世界中から仕入れたタイヤを取り揃えています。
タイヤ料金は、わかりやすい定額制!お好みと予算に合ったタイヤを、簡単に探せます。
まずはWebから簡単見積もりを試してみませんか。店舗ではタイヤに詳しいプロがお待ちしています。
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まとめ
タイヤのひび割れは、空気圧不足や経年劣化、化学反応の影響などで起こります。ゴムでできている以上、すべてのタイヤにひび割れのリスクがある点は、押さえておいたほうが良いでしょう。
安全走行のためには、ひび割れの早期発見が重要です。目視での点検を基本に、定期的なメンテナンスを心がけてください。
タイヤやタイヤ交換に関してのご相談は、専門店であるタイヤ流通センターへ。安く・安心にタイヤ交換ができます。ひび割れの対処からお得なタイヤ交換まで、あらゆるご相談に対応します。
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