エネオスでのタイヤ交換ってどう?費用や注意点を解説

初めてのタイヤ交換には、不安がつきものです。「タイヤ交換はガソリンスタンドでもできる?」「近くのエネオスでもできるかな」という疑問がある人も多いかもしれません。
カーユーザーにとってガソリンスタンドはもっとも気軽に利用できるカーメンテナンス拠点ですから、タイヤ交換も頼めたら楽ですよね。

この記事では、日本でもっとも店舗数が多いガソリンスタンドである「エネオス」でのタイヤ交換について解説します。エネオスでのタイヤ交換予約方法や注意点、交換工賃の目安、向いているタイプなどもまとめました。

最後まで読み、自分に合ったタイヤ交換ができるショップを見つけるヒントとしてください。

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エネオスの特徴


エネオスは、もっとも身近なガソリンスタンドといっても良いでしょう。全国各地に多くの店舗を構える、ガソリン小売最大手だからです。日頃から「給油はエネオスを使っている」という人も少なくないはずです。

はじめにエネオスの特徴を5つ、紹介します。

国内燃料油販売シェア1位の最大手ガソリンスタンド

エネオスは国内に12,000か所以上の給油拠点を持つ、最大手サービスステーション(ガソリンスタンド)です。燃料油(ガソリン・灯油・軽油・A重油)の販売シェアも国内1位、約50%を供給します。太陽光発電や都市ガス、水素ステーションも手掛ける、燃料の総合小売店です。

ガソリンスタンドの多くはフランチャイズ店

エネオスのサービスステーションは全国各地にありますが、ほとんどはフランチャイズ店です。エネオスの看板を借り、地元に密着した業者が運営するケースが多く見られます。提供するサービスの質や種類も店舗ごとに異なります。

各種ポイントに対応

エネオスは、「Tポイント」「楽天ポイント」「dポイント」の3つのポイントに対応しています(併用不可)。ガソリン給油では2Lにつき1ポイント、ガソリン以外の商品購入では200円(税別)につき1ポイントがたまります。また1ポイント=1円として支払にも利用できます。

利用者の利便性を高めるサービスが充実

利便性を高めるサービスが充実している点も、エネオスの特徴です。「ENEOSサービスステーションアプリ」は油種や給油量の設定、ポイントカードの提示、支払など、給油にかかる手間をQRコードでひとまとめにできます。またクイック決済ツール「EneKey(エネキー)」も人気があります。

コンビニ併設店が多く便利

エネオスには、コンビニとセットでつくられた店舗も数多くあります。セブン-イレブンやファミリーマートを併設するケースが多く、給油のついでに買い物ができ便利です。またドトールショップやコインランドリーを併設した店舗もあります。

地域独自のサービスも多彩

エネオスサービスステーションの中には、独自サービスを提供する店舗も少なくありません。「提携店のレシート提示で割引」「スタンプカード発行」などは、よく見られる例です。洗車時の貸出用品を豊富に用意し、サービスの充実をはかる店舗も見られます。

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エネオスでのタイヤ交換手順


エネオスで初めてタイヤ交換をしようとしている人に向けて、タイヤ交換の手順を解説します。エネオスでのタイヤ交換は、大きく次の4ステップです。

  • タイヤを用意する
  • 交換作業を予約する
  • 作業してもらう
  • 確認し、支払う

それぞれを詳しく見てみましょう。

タイヤを用意する

はじめに交換するタイヤを用意します。タイヤはエネオスでも購入できますし、他ショップで買ったものを持ち込んでも構いません。

Amazonや楽天市場など、ネット通販で購入したタイヤを直送できるエネオス店舗もあります。エネオス店舗にタイヤを直送したい場合は、事前に連絡しておきましょう。

ただし「持ち込みタイヤへの交換」「中古タイヤへの交換」は、対応していない店舗もあります。あらかじめ確認しておくのがおすすめです。

交換作業を予約する

タイヤが用意できたら、タイヤ交換の作業を予約します。タイヤ交換の予約は「店舗に直接問い合わせる」ほか、WEBでも可能です。エネオス公式ホームページにある「エアネポ予約」から希望の日時と店舗を選択し、予約しましょう。

店舗からの「受付完了メール」を受け取れば、予約完了です。

車を持っていき、作業してもらう

予約した日時に車を持っていき、交換作業に入ります。作業にかかる時間は店舗の混雑状況によって異なりますが、最低でも1時間~1時間半は必要です。待合スペースで時間をつぶしたり、買い物に出たりして終了を待ちましょう。

支払いをする

作業がすべて終わったら仕上がりを確認し、車を受け取ります。店舗で交換工賃を支払い、タイヤ交換は完了です。
エネオスでは各種キャッシュレス決済も利用できます。

◎ エネオスで利用できる決済方法(2022年10月時点)
● 現金
● 各種クレジットカード
● nanaco(ナナコ)
● 楽天Edy
● 交通系電子マネー(Kitaca、Suica、PASMO、toICa、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)※ PiTaPaは不可
● Apple Pay
● QUIC Pay
● iD

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エネオスのタイヤ交換費用


身近なサービスステーションでタイヤ交換ができるエネオス、給油のついでに利用したい方も多いでしょう。気になるのは「タイヤ交換費用」です。エネオスでのタイヤ交換にかかる費用や、コスパが良いのかどうかを解説します。

タイヤ本体価格

タイヤ交換費用の大部分を占めるのが、新しいタイヤを購入する費用です。エネオスでのタイヤ購入価格は、タイヤの種類や大きさ、時期などによって異なります。

エネオスでのタイヤ購入には、2つの方法があります。

  • 店頭に在庫があるタイヤを購入する
  • 希望のタイヤを伝え、見積もりをとる

店頭にあるタイヤであれば、その場ですぐにタイヤが購入でき交換まで終わるスピード感がメリットです。ただし希望のタイヤがあるか、予算内に収まるかはわかりません。
事前に問い合わせ希望のタイヤを取り寄せる方法を選択すれば、タイヤの種類や予算の相談も可能です。

交換工賃

エネオスでのタイヤ交換工賃は、店舗によって異なります。編集部調査によると、1本あたり「1,100円~2,750円(税込)程度」が相場です。

また次の場合は、交換費用が割高になります。

  • タイヤとホイールの脱着が必要な場合
  • 持ち込みタイヤに交換する場合
  • その他、特殊車両などの場合

タイヤ交換では、交換そのものの作業以外にも費用がかかります。主な項目とエネオスでの相場は次のとおりです。

項目 費用(1本あたり)
廃タイヤ処分料 550円~1,000円
バルブ交換 330~550円
タイヤローテーション 550~1,100円
バランス調整 550~1,100円
窒素ガス充填 550円~

タイヤ交換はさまざまな費用がかかります。タイヤ本体価格が安くても交換費用がかさみ、結果的に割高になってしまうケースも少なくありません。
かならず「交換にかかる総額」で比べるようにしましょう。

参考までに大手タイヤ専門店「タイヤ流通センター」でタイヤ交換をした場合の工賃は次のとおりです。

タイヤサイズ 1本あたり工賃 4本分の工賃
15インチ以下 1,650円 6,600円
16インチ 1,980円 7,920円
17インチ 1,980円 7,920円
18インチ 2,310円 9,240円

タイヤ交換の見積もり、内訳までちゃんと見てる?項目ごとの相場と安く済ませるコツを解説

エネオスでタイヤ交換する場合の注意点4つ


普段使っているサービスステーションで手軽にタイヤ交換できる点が魅力のエネオスですが、注意点が4つあります。「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、注意点を十分理解しておきましょう。
一つひとつ、解説します。

タイヤ交換ができる店舗とできない店舗がある

すべてのエネオスでタイヤ交換ができるわけではありません。とくに「セルフ」形態のエネオスは最小限のスタッフ数で運営しているため、タイヤ交換に対応していないケースがあります。

希望のエネオス店舗がタイヤ交換作業を行っているかどうかは、エネオス公式ホームページ「サービスステーション検索」から調べられます。

WEB予約の入り口が複数ある

エネオス直営の予約窓口「エアネポ予約」では予約できないエネオス店舗もあります。独自のWEB予約システムを持つエネオス加盟店もあるためです。近くのエネオスの予約がエアネポ予約から取れないなどのトラブルにつながりやすいので、注意しましょう。

独自のWEB予約システムを持つエネオス店舗の代表例は「ENEOSウイング」です。ENEOSウイングが運営する店舗は、エアネポ予約ではヒットしません。

東京都江東区を例にし、実際の検索結果を紹介します。

エネオスの公式ホームページで「東京都江東区」を探すと、下の5店舗がヒットします。

  • 南砂SS
  • 千田町SS
  • ソニックスDr.Drive南砂SS
  • Dr.Driveセルフ深川店
  • 塩浜SS


引用:サービスステーション検索|エネオス

下は、ENEOSウイングの店舗検索で「東京都江東区」をチェックした結果です。上の画像にはない「新木場TS」がヒットしているのがわかります。


引用:サービス取り扱い店舗検索|ENEOSウイング

「予約したい店舗は決まっているのに、エアネポでは店舗がヒットしない」といった場合は、別の予約システムがあるかもしれません。エネオスは予約に手間がかかる可能性を考慮しておきましょう。

選べるタイヤの種類が少ない

エネオスはタイヤ専門店などに比べると、取り扱っているタイヤの種類やメーカーが限られます。ブリヂストンやヨコハマ、ダンロップなどの主要メーカーの主なタイヤは用意できますが、こだわりのタイヤや格安なアジアンタイヤなどは、用意できない可能性があります。

またシーズンやタイヤによっては、割高になる場合も考慮しておきましょう。「安いタイヤが欲しい」「車種に合ったタイヤを選びたい」などのニーズがある人は、タイヤ専門店の利用を検討してみてください。

シーズンによっては作業が非常に混み合う

ガソリンスタンドのタイヤ交換は予約なしでも対応してもらえるケースが多く、多くの人が気軽に利用します。そのため急な降雪予報が出たときなどは、一気に混み合うこともよくあります。

予約した時間より前に依頼が殺到すれば作業が後に押し、予約通りにはじめられないこともあるでしょう。忙しい人ほど、予約通りに作業してもらえるタイヤ専門店が向いているといえます。

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エネオスでのタイヤ交換がむいているタイプ


ここまで解説してきた内容をふまえ、エネオスでのタイヤ交換が向いているタイプをまとめました。
次の3項目のすべてにあてはまる方は、エネオスを試してみてください。

近場で気軽にタイヤ交換したい

エネオスの強みは、なんといっても店舗数の多さです。自宅や職場から近い場所で店舗が見つけられるため、「できるだけ近くで、手軽に済ませたい」人に向いています。

タイヤ交換は最低でも1時間~1時間半ほど必要です。店舗が近ければ、待ち時間に一度帰宅したり、仕事に戻ったりもでき、時間を有効活用できます。

ただし先述したように、すべてのエネオス店舗がタイヤ交換を行っているわけではありません。お近くのエネオスがタイヤ交換を受けていない可能性も考えられます。事前に店舗に「タイヤ交換の可否」を確認しておきましょう。

確認する手間が面倒な場合は、タイヤの購入から交換まで一貫して依頼できるタイヤ専門店の利用がおすすめです。

タイヤ交換のついでに給油や洗車も済ませたい

エネオス店舗の多くは、セルフ洗車場を併設しています。タイヤ交換にいったついでに、給油や洗車も済ませたい人には最適です。

また、「Dr.Drive(ドクタードライブ)」という車のトータルサポート機能を併設したエネオスもあります。Dr.Driveがあれば、オイル交換やバッテリーチェック、車検なども依頼できます。

ただし、「カー用品をついでに買いたい」「ドライブレコーダーの機種相談をしたい」などの要望がある場合は、カー用品店やタイヤ専門店がおすすめです。

忙しいので手早く交換してほしい

ガソリンスタンドは、タイヤ交換や車の整備が主な仕事ではありません。整備場が比較的空いている日も多いため、手早く作業してほしい人にも向いています。

ただし整備士が常駐しているかどうかは、店舗によって異なります。整備士ではないスタッフやアルバイトが交換する場合もある点は押さえておきましょう。

整備士が常駐しており、いつでも安心してタイヤ交換を頼める場所を探している人には、タイヤ専門店がおすすめです。

「タイヤを安く買いたい」「プロに目利きしてほしい」ならタイヤ専門店へ


エネオスは、店舗数が魅力のサービスステーションです。タイヤまわり以外にも洗車や給油ができ、カーメンテナンスを依頼できる店舗もあります。普段から利用しているガソリンスタンドなら、タイヤ交換を頼みやすいという気軽さがあるのもメリットでしょう。

ただし、タイヤ交換に必須の「新品タイヤの購入」では、タイヤ専門店に軍配が上がります。選べるタイヤの種類やメーカーも圧倒的にタイヤ専門店が多く、価格も安くなります。
また整備士や車に詳しいスタッフが常駐しており、専門家に相談できる点もタイヤ専門店のメリットでしょう。

タイヤ専門店なら「タイヤ流通センター」がおすすめ

「車に合うタイヤを選びたい」「できるだけ安くタイヤを買いたい」人や、「おすすめのタイヤをプロに目利きしてほしい」人にはタイヤ流通センターがおすすめです。タイヤのラインナップが豊富で、ブリヂストンからアジアンタイヤまで国内外のどんなタイヤでも格安価格でご用意します。低燃費タイヤやコンフォートタイヤ、SUV用タイヤなど、車種に合ったタイヤをご提案します。

タイヤ流通センターは料金のわかりやすさも魅力!料金設定は3種類の定額、タイヤの値上がりが続くいまだからこそ他社と価格を比較してみてください。

タイヤ料金のお見積りは、簡単4ステップです。
簡易見積もりから車種とタイヤサイズを指定すれば、瞬時に価格がわかります。コスパの良いタイヤ交換のためにも、ぜひ一度簡単見積もりをお試しください。

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まとめ

エネオスはカーユーザーならお馴染みのサービスステーションです。店舗数は国内最大の12,000店、全国どこでも「いつもの安心サービス」が受けられる点が魅力です。

ただしあくまでガソリンスタンドがメイン事業のため、タイヤラインナップやサービスの
充実度ではタイヤ専門店が有利です。車の安全走行を支える、文字通り足元のタイヤこそ、「タイヤのプロ」を頼るのが安心です。手軽さ・近さだけで選ぶのではなく、交換作業の品質やサービスを総合的に比較し、最適なショップを選びましょう。

記事を参考にエネオスとタイヤ流通センターの費用やサービス内容を比べ、希望通りのタイヤ交換ができるショップを見つけてください。

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監修者:こげパン
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。

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