ジェームスでのタイヤ交換はどう?特徴や工賃、注意点7つを解説

ジェームス(jms)は「作業が丁寧」「スタッフがこちらの話をよく聞いてくれる」といった評判を目にするカー用品店です。

一方で、公式サイトにタイヤ交換の費用が公開されておらず、「結局工賃はいくらかかるのか」と、気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事ではジェームスのタイヤ交換について、徹底的に調査し、解説していきます。交換工賃はもちろん、交換に必須のタイヤ費用、交換前の注意点7つなど、店舗に行く前にチェックしておきたい内容が満載です。

希望に合ったタイヤ交換ができる場所を見つけるヒントとして、お役立てください。

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ジェームスの特徴


ジェームスは、トヨタグループの卸売会社であるトヨタモビリティパーツ株式会社が運営するカー用品店です。フランチャイズ形式で、全国に店舗を構えています。

はじめにジェームスの特徴を5つ、紹介します。

北海道から九州まで全国100店舗

ジェームスは、北海道から鹿児島まで全国に100店舗を展開しています(2022年9月現在・一部の県を除く)。大都市や県庁所在地以外にも店舗がある県も多く、車が欠かせない地域のカーライフを支える存在です。

楽天ポイントが貯まる

ジェームスの支払で「楽天ポイント」が貯められます。200円(税別)ごとに1ポイントが付与されるため、タイヤやカーナビなど高額商品の買い物の際は忘れずに持っていきましょう。ポイントでの支払いも可能です。

ジェームスのポイントが貯まる会員制度がある

ジェームス独自の会員制度もあります。入会金・年会費無料で加入でき、100円(税別)ごとに1ポイント貯まります。楽天ポイントとの併用も可能です。また会員は、特別価格でオイル交換ができます。

「タイヤパンク保証」がある

ジェームスには、万一のパンク時にタイヤを4本交換できる「タイヤパンク保証」があります。保証期間は30カ月・走行距離無制限の保証は、業界最長です。ただし加入には諸条件があります。詳しくは後述しますので、このままご覧ください。

カー用品を買い取ってくれる

ジェームスは、不要になったカー用品の買い取りもしています。その場で現金精算が可能なため、新しいカー用品の購入資金にもできます。買い取り対象品目は、タイヤ・ホイール・カーナビ・レーダー探知機・ドライブレコーダー・カーオーディオなどです。

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ジェームスでのタイヤ交換手順


はじめてジェームスでタイヤ交換をする方に向けて、手順を解説します。タイヤ交換は作業場が混み合っていると時間がかかりやすいため、事前に予約してから行くのがおすすめです。

1. タイヤ交換を予約する

まず、タイヤ交換をしたい日を決め、希望の店舗に予約をとりましょう。

ジェームスのタイヤ交換はWEB予約が可能です。ただし、以下の店舗があるため注意してください。

  • WEB予約ができない店舗
  • タイヤ交換のWEB予約ができない店舗

WEBで予約できない場合は、店舗に電話をかけ空き状況を問い合わせましょう。

2. 予約した店舗に行く

予約がとれたら、予約日時に車を店舗に持っていきます。交換タイヤを持ち込む場合は、一緒に持参しましょう。

ただしジェームスの一部店舗は、他店で購入したタイヤの持ち込み交換は対応していません。基本的に「ジェームスで購入したタイヤ」が交換対象となります。

3. 作業終了した車を受け取り、支払う

タイヤ交換が終わったら、代金を支払って車を受け取りましょう。一般的にタイヤ交換の所要時間は「1時間~1時間半」程度です。
作業前におよその所要時間を聞いておくと、タイヤ交換の待ち時間を効率よく過ごせます。

タイヤ交換の待ち時間、何しよう?店内・店外でのおすすめ過ごし方9選

 

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ジェームスでのタイヤ交換にかかる費用


ここからは徹底調査してわかった「ジェームスのタイヤ交換工賃」を解説します。

ジェームスの公式ページには交換工賃の記載がないため、「タイヤ交換が、思った以上に高くついたらどうしよう」と悩む方は、必見です。

タイヤ本体の費用

タイヤ交換費用でもっとも大きな額を占めるのが、タイヤ本体価格です。ジェームスは、国産メーカーを中心としたタイヤを取り扱っています。

ジェームスのタイヤ価格の例を紹介します。

タイヤサイズ 適合車種 4本価格(税込) メーカー・特徴
155/65R14 N-BOX、タント 等 15,356円 ALLAGE
ジェームス限定
175/65R15 フィット、アクア 等 35,800円 Pirelli
低燃費タイヤ
215/60R16 ヴェセル、オデッセイ 等 65,780円 TOYOタイヤ
ミニバン専用

※ 2022年9月時点

タイヤ交換の基本工賃は4本で5,500円が目安

ジェームスのタイヤ交換工賃は、「基本料金 5,500円/4本」となっています。

引用:WEB予約|ジェームス

ただし、「基本工賃」にどこまでの作業が含まれるかは、明記されていません。また、地域によって工賃が異なるので、5,500円(税込)よりも高くなる店舗もあります。

交換作業以外の費用が別途かかる場合も

ジェームスのタイヤ交換では、基本工賃以外に実費が発生する可能性があります。

タイヤ交換で必要な作業工程は、次のとおりです。

  • タイヤ組み込み(タイヤを車体から取り外す・取り付ける)
  • ホイール交換(タイヤをホイールから取り外す・取り付ける)
  • バランス調整(前後左右のタイヤバランスを調整する)
  • タイヤの状態チェック
  • バルブの状態チェック、必要なら交換
  • 不要になったタイヤを処分する

バランス調整やバルブ交換、廃タイヤ処分にも費用がかかります。ジェームスに予約する前に、「基本料金に含まれる作業範囲」を確認しておくと安心です。

タイヤ交換の見積もり、内訳までちゃんと見てる?項目ごとの相場と安く済ませるコツを解説

ジェームスでタイヤ交換する際の注意点7つ


ジェームスにタイヤ交換を依頼する前に、確認しておきたい注意点が7つあります。知らずに交換予約をすると、後から「聞いてなかった!」と困る原因にもなるため、確実に押さえておきましょう。

1. タイヤ交換工賃が安くない

ジェームスのタイヤ交換工賃は、他のショップと比べて安くはありません。

たとえば、大手カー用品店であるオートバックスやイエローハットも、1本1,100円~(4本 4,400円~)タイヤ交換が可能です。

16インチ以下のタイヤ交換は特に、他ショップの方が安く済むかもしれません。

2. 持ち込みタイヤの取付は断られる場合がある

ジェームスの店舗によっては、他店で購入したタイヤの交換は受け付けていないケースも見られます。

下の画像は、神奈川県のある店舗のWEB予約画面です。注意事項として「他店で購入したタイヤセットの取付はお断り」の旨が書かれています。

引用:WEB予約|ジェームス

ジェームスにタイヤを持ち込んで交換してもらいたい場合は、事前に対応しているかどうか問い合わせた方が安心です。

また持ち込みタイヤの交換費用は、割高な工賃を請求される場合があります。費用も確認しておきましょう。

持ち込みタイヤの交換なら、タイヤ専門店タイヤ流通センターが運営する「UPPIT」がおすすめです。ホイール付きタイヤの交換なら、1本1,320円~対応しています。

3. 対応可能な車種が限られる場合がある

ジェームスは店舗によって、対応できる車種を制限している場合があります。

下の画像は、関東圏にある店舗のWEB予約画面です。「国産車に限ります」、つまり輸入車のタイヤ交換は対応していないと書かれています。

引用:WEB予約|ジェームス

輸入車ユーザーはとくに、タイヤ交換前に対応可能かどうか問い合わせておきましょう。

4. タイヤ組み込みを行っていない場合がある

タイヤ交換には「ホイールが付いたタイヤ同士の交換(タイヤホイール交換)」と、「旧タイヤをホイールから取り外し、新しいタイヤをホイールに取り付け交換(タイヤ組み込み)」の2種類があります。

ジェームスは店舗によって、組み込みが必要なタイヤ交換を行っていない場合があります。

引用:WEB予約|ジェームス

ホイールごとのタイヤ交換は夏タイヤとスタッドレスタイヤの交換時に行われます。タイヤが摩耗し新しいタイヤを買った際は、組み込みが必要です。
もし店舗が組み込みに対応していなければ、ジェームスでタイヤを買っても別のショップで交換してもらわなければなりません。

事前に作業可能範囲をよく確認しておきましょう。

5. 取り扱っているタイヤメーカーが限られる

ジェームスが取り扱うタイヤメーカーは、以下の8社です。

  • グッドイヤー
  • ミシュラン
  • ヨコハマ
  • ダンロップ
  • ファルケン
  • トーヨー
  • ブリヂストン
  • ピレリ

主要メーカーは網羅されていますが、コスパの良さで人気の「ハンコック」「KENDA」などのアジアンタイヤは取り扱いがありません。その分、ジェームスのタイヤ価格は高めになります。

6. タイヤ価格はタイヤ専門店の方が安い

気になるタイヤ価格をチェックしておきましょう。

同じサイズのタイヤを買った場合に、ジェームスとタイヤ専門店とではいくら違うのか、最安値を比較します。

ジェームス タイヤ流通センター 差額
15インチ
(185/65R15)
25,700円~ 24,900円~ ▲800円
16インチ
(195/60R16)
41,800円~ 32,900円~ ▲8,900円
17インチ
(215/60R17)
65,800円~ 34,900円~ ▲30,900円

※ サマータイヤ・4本セット価格を比較
※2023年5月時点

タイヤサイズが大きくなるほど、タイヤ流通センターの方が安く買えることがわかります。

8. タイヤパンク保証は条件が細かい

ジェームスの特徴である「タイヤパンク保証」は、以下の3点に注意しましょう。

  • 保証範囲外の費用項目がある
  • 残存する溝の深さに下限がある
  • 加入費用がかかる

ジェームスのタイヤパンク保障は、万一のパンク時に「タイヤ代金と交換工賃を保証」します。廃タイヤ処分料やエアバルブ代、作業外の窒素ガスなどにかかる費用は、ユーザー負担です。

また30か月間・走行距離無制限で保証されますが、タイヤの溝の残りが一定以下になると保証対象外となります。保証対象外となる溝の残りは、「夏タイヤ1.6mm以下、スタッドレスタイヤ4.0mm以下」もしくは「プラットフォーム露出」です。

さらに保証に入れるのは、「タイヤ購入時のみ」で、加入金も必要です。加入金はタイヤ購入と交換にかかった費用によって決まります。

タイヤ4本+交換工賃 購入金額(税込) 加入金額
~20,000円 3,080円
20,001円~40,000円 4,730円
40,001円~60,000円 6,270円
60,001円~80,000円 7,700円
80,001円~100,000円 9,350円
100,001円~120,000円 10,890円
120,001円~140,000円 12,540円
140,001円~
(最大200,000円まで)
17,380円

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ジェームスでのタイヤ交換が向いているタイプ


ここまで解説してきた内容をふまえ、ジェームスでのタイヤ交換が向いているユーザータイプをまとめました。
次の3項目にあてはまる方は、ジェームスを試す価値がありそうです。

近くにジェームスの店舗がある人

ジェームスは「気軽に立ち寄れるカー用品店」を掲げています。単なるタイヤ交換だけではなく、愛車との生活を楽しみたい人に好まれる店舗です。

近くにジェームスの店舗がある人は、ぜひ立ち寄ってみてください。

ちなみに、以下の県には残念ながらジェームスの店舗がありません(2022年9月時点)。

秋田県/山形県/新潟県/山梨県/長野県/兵庫県/岡山県/広島県/山口県/愛媛県/高知県/佐賀県/長崎県/宮崎県

愛車にかける予算に余裕がある人

ジェームスは、タイヤ本体価格や交換工賃がやや高い傾向があります。「できるだけ予算を抑えたい」人よりも、「愛車には国産タイヤを履かせたい」「愛車にかける予算に余裕がある」人に向いているといえます。

万一のパンクに備えたい人

パンク保証を実施するショップはジェームス以外にもありますが、ジェームスのパンク保証は30カ月(2年半)という長期なのが特徴です。
「ユーザーの約4割はパンク経験がある」との調査結果もあります。パンクに備え、安心して車に乗りたい人も、ジェームスを利用してみてください。

タイヤ専門店でのタイヤ交換が向いているタイプ

タイヤ専門店でのタイヤ交換が向いているタイプというのもあります。次の3項目にあてはまる方は、タイヤ専門店タイヤ流通センターの利用を検討してみてください。

タイヤをできるだけ安く買いたい人

タイヤ専門店は専門店ならではの流通経路で、国内外さまざまなメーカーのタイヤを格安で仕入れています。アジアンタイヤはもちろん、国内・欧米メーカーのタイヤでも他店より安いのが特徴です。

とくにタイヤ流通センターは、よりお得に買えるよう「同ランクのタイヤは定額」にしています。タイヤをできるだけ安く買いたい人は、いますぐタイヤ流通センターの「簡易見積もり」をご利用ください。

どんな作業も安心して任せたい人

タイヤ流通センターの作業場には、プロの整備士が常駐しています。タイヤの組み換えからバランス調整、溝のチェック、さらにオイル交換や車検まで、車を総合的にメンテナンスします。

タイヤ選びを担当するのは、専門知識を十分に備えたスタッフです。タイヤや車に関するどのような相談にも、専門知識をわかりやすくかみ砕いて解説・提案します。

車は安心・安全がなにより大切です。安心してプロに任せたい人も、タイヤ流通センターにお越しください。

タイヤ交換にかかる時間を節約したい人

タイヤ流通センターは交換作業の手早さにも定評があります。熟練の技術で、あっという間にタイヤ交換が完了、諸条件が揃えば「1本10分」も不可能ではありません。

「タイヤ交換の時間を節約したい」「できるだけ速くやってほしい」という人も、タイヤ流通センターにご相談ください。

まとめ

ジェームスは「保証期間30カ月」のタイヤパンク保証と、国産タイヤを中心としたタイヤラインナップが特徴のカー用品店です。

タイヤ交換の予約がWEBでできる店舗もあるため、事前に予約してから行くと良いでしょう。交換にかかる費用はタイヤ専門店よりは高めです。また交換基本工賃に含まれる項目と、別途実費となる項目を確認しておくと安心できます。

タイヤは専門店での購入・交換もおすすめです。タイヤ流通センターならアジアンタイヤを含む豊富な種類から車にピッタリのタイヤを選ぶことが可能です。

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監修者:こげパン
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。

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