ノーマルタイヤでスキー場に行けるのか?メリットデメリットや行きやすいスキー場を紹介

冬になるとスキー場に行く予定の方も多いでしょう。車で行こうと考えた時に、「スキー場へはノーマルタイヤで行けるの?」と思う方もいるかもしれません。結論から言うと、ノーマルタイヤで行けるスキー場はあります。しかし、ノーマルタイヤで行くのは、メリット・デメリットをよく考える必要があります。

そこで今回は、ノーマルタイヤでスキー場に行くメリット・デメリット、ノーマルタイヤでも行けなくはないスキー場、ノーマルタイヤで行くのはおすすめしない理由について解説します。

雪道は何があるか分からず、事故やトラブルにつながるケースも多くあります。しっかり対策をしてスキー場へ行きましょう。

ノーマルタイヤでスキー場に行けるの?


「ノーマルタイヤでスキー場に行けるの?」という問いの答えは、「行けることもある」となります。ただし、「暖冬」や「天気の良い日が続いている」といった好条件であれば、ノーマルタイヤで行けるスキー場はあります。

しかし、スキー場へ行く場合は、スタッドレスタイヤやチェーンの使用はマナーとして心掛けましょう。雪道は何が起こるか分かりません。路面凍結などによりスリップを起こしてしまう可能性もあります。

またノーマルタイヤの場合、積雪・凍結道路をチェーンなしで走行すると都道府県の条例に違反し、罰金・反則金の対象となる場合があるので注意が必要です。

ノーマルタイヤでスキー場に行くメリット・デメリット


ノーマルタイヤでスキー場に行くのは、メリット・デメリットがあります。しかし、デメリットの方が大きく、危険は避けなければなりません。では、メリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

ノーマルタイヤでスキー場に行くメリットは、タイヤ交換の手間がかからず、思い立った時にすぐ行けるということです。ただし、ノーマルタイヤのみでスキー場へ行くと、道中で立往生する可能性があるため最低限チェーンは持っておく必要があります。周りの車に迷惑がかからないように配慮することも大切です。

デメリット

ノーマルタイヤでスキー場に行く最大のデメリットは、「とても危険である」ということです。自分のみでなく同乗者や他の車にも多大な迷惑をかけることや、スリップ事故や追突事故などが起きやすく命の危険性があります。雪道に慣れた地域の方でも、スタッドレスタイヤを装着し慎重に運転しているので、ノーマルタイヤのみでスキー場に行くことはおすすめしません。安全のためにもスタッドレスタイヤを装着しチェーンも持ってスキー場に行くようにしましょう。

ノーマルタイヤでスキー場に行くのはおすすめしない


上記で条件によって、ノーマルタイヤでも行くことができるスキー場を紹介しました。しかし、ノーマルタイヤでスキー場に行くのは、大きな危険があるのでおすすめできません。冬の路面は、見えない凍結をしている可能性があり、「スリップ」や「ブレーキを踏んでも滑って止まらない」といった事故などにつながる危険性があります。

安心安全のためにも、スタッドレスタイヤに交換してからスキー場に行きましょう。また、場所によってはチェーン規制がされるところもあるので、チェーンも必ず準備しておきましょう。

チェーンとノーマルタイヤの組み合わせはあまり望ましくないですが、雪があまり降らない地域では保険としてチェーンを持っておくのが良いでしょう。しかし、安全のためにはスタッドレスタイヤとチェーンがベストです。

スタッドレスタイヤを安く入手する方法


ここでは、スタッドレスタイヤを安く手に入れる方法を紹介します。スタッドレスタイヤはノーマルタイヤより価格が高い傾向にあるため、少しでも安く購入してスキーに行きましょう。

中古スタッドレスタイヤを探す

とにかく安いスタッドレスタイヤを探している方は、中古タイヤ買取店などが販売している中古スタッドレスタイヤがおすすめです。中古タイヤ買取店では、専門のスタッフが買取の際にしっかり確認をして買取しているので、中古タイヤが初めての方でも安心して購入できます。また、店舗によってはタイヤ購入後、その場で取付作業までしてもらえるところもあるので確認しておきましょう。

ただし、北海道や東北、標高の高い所を走行する方は、路面凍結や積雪が十分に考えられるため、中古スタッドレスタイヤより性能が十分発揮できる新品スタッドレスタイヤの方がおすすめです。

安い新品スタッドレスタイヤを探す

中古タイヤに抵抗がある方は、タイヤ専門店やカーショップで販売されている安い新品スタッドレスタイヤを探すのも良いでしょう。新品スタッドレスタイヤは、寒冷地でアイスバーンを走行する可能性がある方や、冬タイヤで長距離を走行する方、雪道の運転に自信がない方におすすめです。スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤと異なり新品時から50%摩耗すると寿命を迎えるので、北海道や東北の方などは新品スタッドレスタイヤが良いでしょう。海外製のスタッドレスタイヤは、有名メーカーであれば性能も良く、日本製のタイヤより安く購入できる可能性があるのでおすすめです。

スタッドレスタイヤのレンタルを利用する

「工具は持っていないし知識もない、雪もあまり降らないから毎年交換するのはもったいない」という方はスタッドレスタイヤのレンタルを検討してみましょう。冬場に雪があまり降らない地域の方は、雪が降る地域に行くときにスタッドレスタイヤをレンタルすれば、レンタル料だけで済むのでおすすめです。また、タイヤは使用せず保管しておくだけでも劣化していくので、スタッドレスタイヤをあまり使用しないのであればレンタルが良いでしょう。

【2024年最新】スタッドレスタイヤの選び方!おすすめ性能を地域別に解説、乗り方の注意点も

まとめ

今回は、「ノーマルタイヤでスキー場に行くメリット・デメリット」「ノーマルタイヤで行けるスキー場の紹介」「スタッドレスタイヤを安く購入する方法」などを解説しました。結論を言えば、ノーマルタイヤで行けるスキー場はあるが、危険が多いのでおすすめできません。

冬の路面は、目に見えない凍結が起きている可能性があり、ノーマルタイヤだとスリップやブレーキが効かないといったトラブルから事故に発展してしまうこともあります。スキー場へ行く時は、安全のためにもスタッドレスタイヤとチェーンの準備は必須です。

スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤより価格が高いですが安く探す方法も紹介しました。「中古タイヤ」「安い新品タイヤ」「レンタル」どれを選んでも良いですが、自分の地域の環境や車の使用頻度などにより、選択肢は変わりますので自分に合う方法を選んで、冬を安全に楽しみましょう。

 

監修者:こげパン
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。

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