タイヤのパンクに気づかないのはどうして?走行中に気づいた場合の対処法

走行中に突然起こるパンク。

停車中に声をかけられたり、駐車場で車を降りて初めて気づいたりと、案外気づきにくいものです。

毎日運転していても車の状態をしっかりと見ていないことが多く、発見が遅れることがあるのです。

そして実は、パンクしていても気づかないケースは年々増えています。

パンクしたまま走行を続けるのは危険です。なぜパンクしていても気づかないのでしょうか。
また、走行中にパンクに気づいたらどうすればよいのでしょうか。

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タイヤのパンクに気づかないことはある?その理由は?

実は、タイヤのパンクに気づかないことはかなり多いとされています。

その理由は、主に4つほど考えられます。

パンクに気づくのが遅れるとかなり危険ですので、なぜ気づきにくくなってしまうのか知っておきましょう。

ホイールが大きくなったため

1つ目に考えられるのは、ホイールが大きくなったからです。

ホイールが大きくなってタイヤの扁平が薄くなり、タイヤがたわみにくくなりました。パンクしていてもタイヤがたわみにくく、グニャグニャとした感覚が伝わりづらいです。

また、薄いタイヤはその厚みで車を支えるために、固くて強いタイヤになっています。

そのため、パンクして空気が減ってもたわみづらく、パンクしていることに気づきにくくなってしまうのです。

FF(前輪駆動)が多くなったため

2つ目に考えられるのは、FF(前輪駆動)の車が増えたためです。一昔前まではFR車も生産されていましたが、今では中古車もほとんどがFF車です。

現在生産されている車も、一部のスポーツカーや輸入車を除くとFF車ばかりとなっています。

FRの車はリアのタイヤを動かして走行します。

駆動輪であるリアのタイヤがパンクしていると、左右で抵抗が変わったりボコボコとした感覚があったりして気づきやすいです。

フロントのタイヤがパンクしていても、パンクして空気が減っている方のタイヤにハンドルを取られやすいため、気づきやすくなっています。

それに対してFF車では、駆動輪であるフロントのタイヤがパンクしているときは気づきやすいですが、リアのタイヤがパンクしていることにはなかなか気づくことができません。

現在はほとんどの車がFF車もしくはFFベースの四輪駆動車ばかりであるため、パンクに気づかないケースが増えているのです。

パンクしても走れることが多い

3つ目に考えられるのは、パンクしている状態でも走れることが多いからです。

パンクしている状態でも、違和感のないままだとホイールの部分で走行してしまってパンクに気づかないことがあります。

これは現代の扁平の薄くなったタイヤではよくあることです。

ホイールで走行できてしまうことと他のパンクに気づかなくなる原因が重なると、パンクは走行中にはなかなか気づけません。

駐車場に停めて車を降りたときに初めて気づいたり、空気圧をチェックしたときにやっとパンクに気づいたりすることがあります。

空気圧をチェックする機会が減っている

4つ目に考えられるのは、空気圧をチェックする機会が減っているからです。

空気圧はガソリンスタンドでチェックすることができるのですが、現在はほとんどのガソリンスタンドがセルフサービスとなっています。

一昔前であればセルフサービスのガソリンスタンドはあまり多くなく、店員が給油してくれるガソリンスタンドが多かったのです。

ガソリンスタンドで給油するときに、窓拭きやゴミ捨てだけでなく空気圧もチェックしてくれるため、少しでも空気が抜けていると気づくことができました。

現在はセルフサービスがほとんどで、日常的に点検のために空気圧を測る習慣も少ないため、パンクに気づくのが遅れてしまうのです。

スタッドレスタイヤの適切な空気圧は?ノーマルタイヤとの違い

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気づきにくいパンクの種類


一口にパンクと言っても、実はパンクには種類があります。どのような原因でパンクしたのかによって、気づきやすさが変わります。

気づきやすくなるよう、どんな種類のパンクがあるのか知っておきましょう。

釘などによる外傷

まずは、釘などによる外傷です。

釘やガラス片などの鋭いものが刺さって穴が空いたり傷がついてしまったりすることで、パンクしてしまうことがあります。

こういった種類のパンクの場合は、タイヤを傷つけた釘などが刺さったままであることが多いです。

そのため、タイヤの表面を見ればすぐにパンクに気づくことができます。

比較的修理のしやすい傷であることが多いですが、強度の低い側面部が傷ついていたり穴が大きかったりすると、タイヤを交換しなければならない場合があります。

釘が道路に落ちているのを見かけない割に釘が刺さってパンクする車が多いため、定期的にタイヤの表面を見るようにしましょう。

また、ガラス片は事故があった場所にたくさん落ちていて、きらきらと反射するためわかりやすいです。

なるべく踏まないようにして通り過ぎるようにしましょう。

ホイールやエアバルブなどに問題がある

次は、ホイールやエアバルブなどに問題があるときに起こるパンクです。タイヤは、ホイールとタイヤのゴムが密着することでタイヤ内部の空気を保っています。

タイヤは正常でも、タイヤと密着しているホイールのリム(ふち)の部分に歪みや大きな傷があると気密性を保つことができません。

縁石にぶつかってしまったり、タイヤを組んでいない状態で何らかの傷がついてしまったりすることが原因となります。

また、タイヤに空気を入れる部分であるエアバルブも、経年劣化によって気密性を保てなくなることがあります。

エアバルブは、タイヤ交換と同時に新しい物に交換することを心がけましょう。

タイヤの劣化や空気圧不足によるバースト

最後は、タイヤの劣化や空気圧不足によるバーストです。

他の原因と違って、ただのパンクではなくバーストしてしまうため、とても危険です。特に、空気圧が不足している状態で高速走行をしているときに起こりやすいです。

空気圧不足と高速走行によってタイヤがたわみ、さらに路面との摩擦で高温になると起こります。

また、劣化してヒビが入っているタイヤなどの場合も、タイヤが圧力に耐えられなくなりバーストすることがあります。

高速で走行しているときに起こるバーストは、通常のパンクよりも事故が起こりやすいです。そのため、高速で走行する前には必ず点検をしなければなりません。

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走行中にパンクに気づいたらどうする?


タイヤがパンクしたまま走行していると、思わぬ事故に?がってしまうことがあります。

では、走行中にパンクに気づいたらどうすればよいのでしょうか。

走行中に違和感に気づいたときは、ハンドルをしっかりと持って安定させ、ゆっくりと減速して安全な位置に停車させましょう。

一般道であれば近くの駐車場に入るかハザードをつけ路肩に停車することになります。

高速道路の場合は、ハザードをつけ発煙筒や三角表示板で後続車両にトラブルが起きていることを伝えましょう。

高速道路では一般道よりもスピードがでているため、二次被害が起こりやすいので特に注意し、無理に走行し続けてはいけません。

無理に走行し続けてしまうと、タイヤがバーストして事故を引き起こしてしまうリスクが高いです。

停車したあとは加入している保険会社やJAFなどのロードサービスに連絡をします。

車にはスペアタイヤが積んでいることが多いですが、無理に交換せずロードサービスに連絡することをおすすめします。

スペアタイヤを交換するための工具は最低限のものしか積まれていません。

また、道路上でタイヤを交換することは非常に危険ですので、安全のためにもロードサービスに連絡しましょう。

タイヤのパンク修理の料金はどのくらい?


タイヤがパンクしてしまっても、ほとんどの場合は修理することができます。パンクしたタイヤの修理は主に「内面修理」と「外面修理」の2種類に分けられます。

それぞれのパンク修理の方法と料金を見ていきましょう。

中から貼り付ける修理

まずは「内面修理」です。内面修理はタイヤの内部からパンクした原因となる穴をふさぐ方法です。

内側からふさぐため、穴が多きすぎたり極端に裂けたりしていない限り、確実に修理することができます。

内面修理をするときは、タイヤとホイールを外して内側からパンクの穴を修理剤で埋め、さらに内側から貼り付けることで穴をふさぎます。

パンクはこの方法で修理するのが最も強度が高いです。

ただし、作業してもらうには1本30分から1時間ほどかかる上に、料金の相場は1本3,000?5,000円ほどです。

少し料金は高めですが、タイヤのパンク修理をする場合は内面修理のほうが強度が高くおすすめです。

外から穴をふさぐ修理

もうひとつの方法は「外面修理」です。外面修理は、パンクしたときに空いた穴を外からふさぐ方法です。

プラグと呼ばれる修理剤を外から注入して穴をふさぎます。

タイヤからホイールを外さなくても作業することができるため、内面修理よりも作業時間が短くなります。

作業時間は1本20分程度で、料金は1,500?2,000円ほどです。

ただし、外面修理は応急処置のようなものであるため、内面修理よりも強度は落ちてしまいます。

その上、タイヤ内部の損傷の状況が確認できないため、また同じ部分からパンクを引き起こしてしまうことがあります。

パンクに気づいたら走行させないで修理を依頼しよう

タイヤがパンクしてしまったときは、そのまま走行してしまうと事故を引き起こしてしまう可能性があります。

パンクに気づいたら落ち着いてゆっくりと近くの駐車場や路肩に停車させましょう。

少しでも違和感を感じたら停車させ、タイヤの状態をしっかりと見てみることが大切です。

タイヤがパンクしていたら無理して走行せず、ロードサービスに連絡しましょう。

ロードサービスは加入している保険によっては無料で応急処置をしてくれることがあります。

修理代は実費となってしまいますが、パンク修理をしてくれるお店まで安全に向かうことができるようになります。

JAFの場合は、年会費がかかっているためパンク修理を無料で行ってくれます。

また、日頃から日常点検を行うことが大切です。

高速道路に乗るときはとくに注意して、空気圧やタイヤの状態をしっかりと確認します。

まとめ

タイヤがパンクしていても気づかないケースが多いため、パンクに気づかずそのまま走っているということがあります。

まずはパンクの種類や原因を知ることで、パンクしていることに気づきやすくなります。

パンクに気づいたときは、ハザードをつけてゆっくりと路肩や駐車場に車を停めて、加入している自動車保険やJAFなどのロードサービスに連絡しましょう。

無理に走行し続けるとタイヤがバーストしてしまったり、事故を起こして二次被害に繋がってしまったりします。

パンクした状態に気づいたときは、そのまま走り続けず、必ずロードサービスに連絡するなどの対応をしてください。

また、パンク修理は外面修理よりも強度が高い内面修理がおすすめですが、パンクの傷の状態によっては修理することができません。

パンクを修理してくれるお店で修理が可能かどうかを判断してくれるため、修理ができない状態の時は新しくタイヤを買い替えましょう。

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