ディーラーのタイヤ交換は高いって本当?実際の料金を比較検証!お得にするコツも

購入したときはピカピカだった新車も、乗るうちに摩耗しメンテナンスが必要になります。

メンテナンスの中でも、タイヤ交換はそれなりの出費を覚悟しなければなりません。「いつものディーラーに頼むべきか」「でもディーラーは高いと聞くし……」と悩んではいないでしょうか。

そもそも、ディーラーのタイヤ交換は本当に高いのかも気になります。

そこでこの記事では、ディーラーのタイヤ交換費用をリサーチし、お得にタイヤ交換ができる場所を検証しました。ディーラーでタイヤ交換をするメリット・デメリットも解説しています。

自分に最適なタイヤ交換場所を見つけるヒントとして、ご活用ください。

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ディーラーでタイヤ交換すると結局いくらかかる?


「高い」「費用がかかる」という印象があるディーラーでのタイヤ交換は、実際いくらくらいかかるのでしょうか?

自動車販売大手から「トヨタ」「ホンダ」「スバル」をピックアップし、交換にかかる工賃を解説します。

なお、タイヤそのものの料金はタイヤのサイズや種類、ブランド、また取り扱い店舗によって異なるため割愛します。

トヨタ

トヨタのディーラーでタイヤ交換をした場合にかかる工賃は、以下のとおりです。

項目 1本あたり 4本あたり
タイヤ交換(タイヤを店舗で購入した場合) 通常のタイヤ 1,100円 4,400円
19インチ以上のタイヤ 5,500円 22,000円
扁平率30~50のタイヤ 3,300円 13,200円
タイヤ脱着(ホイールバランス2本分含む) 通常車両 2,200円
ミニバンクラス 3,300円
ホイールバランス調整 550円 2,200円
タイヤ組み換え(ホイールバランス調整込み) 通常のタイヤ 2,750円 11,000円
19インチ以上のタイヤ 要問合せ 要問合せ
扁平率30~50のタイヤ 5,500円 22,000円
バルブ交換費用 429円 1,716円
廃タイヤ処分料 330円 1,320円

(参考:タイヤ交換|トヨペット茨城)

ホンダ

ホンダのディーラーでタイヤ交換をした場合にかかる工賃は、以下のとおりです。

項目 費用
タイヤ交換 4,400円
窒素ガス充填 2,200円
バランス調整 1,100円/本
タイヤローテーション 3,300円

(参考:カーケアメニュー 足廻り関連|Honda Cars 東京中央)

スバル

スバルのディーラーでタイヤ交換をした場合にかかる工賃は、以下のとおりです。

1本あたり 4本あたり
タイヤ脱着費用 軽自動車:600円普通車・乗用車:700円 軽自動車:2,400円円普通車・乗用車:2,800円
タイヤ組み換え(バランス調整含む)(インチによって異なる) 1,800円~5,200円 7,200円~20,800円
バルブ交換費用 300円 1,200円
廃タイヤ処分料(インチによって異なる) 400円~700円 1,600円~2,800円

(参考:サービスメニュー タイヤ|スバル龍ヶ崎自動車株式会社)
※タイヤを持ち込んだ場合は、工賃が1.5倍になります。

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ディーラー以外でのタイヤ交換は、いくらでできる?


ディーラーでタイヤ交換をすると、タイヤのサイズや車種によっても変動しますが4本で2万円程度の交換工賃が発生します(タイヤ本体費用別途)。

では、ディーラー以外でタイヤ交換ができる場所では、どのくらい交換工賃がかかるのでしょうか?

  • タイヤ専門店
  • カー用品店
  • ガソリンスタンド

上記3つの場所で交換した場合の工賃を解説します。

タイヤ専門店

タイヤ専門店からは、全国に150店舗を展開する「タイヤ流通センター」の費用を紹介します。

タイヤ流通センターでタイヤ交換をした場合の工賃は、以下のとおりです。

1本あたり 4本あたり
タイヤ交換費用(バランス調整込み) 15インチまで 1,650円 6,600円
16インチ 1,980円 7,920円
17インチ 1,980円 7,920円
18インチ 2,310円 9,240円
廃タイヤ処分料金 550円 2,200円

(参考:タイヤ流通センターのタイヤ交換はどのくらいの工賃がかかりますか。|タイヤ流通センター)

タイヤ流通センターのタイヤ交換工賃は、ディーラーのように「脱着」「バランス調整」が別料金ではないためお得になっています。

必要な作業が含まれた、ユーザーにとってわかりやすい料金設定が魅力です。

カー用品店

カー用品店大手「オートバックス」でタイヤ交換をすると、以下の工賃がかかります。

項目 1本あたり 4本あたり
タイヤ交換ホイール交換 1,100円~ 4,400円~
バランス調整 1,100円~ 4,400円~
バルブ交換費用 275円~ 825円~
窒素ガス充填・補充 550円~ 2,200円~
タイヤローテーション 2,200円~/台
タイヤ履き替え 2,200円/台~

(参考:タイヤ交換|オートバックス)

オートバックスのタイヤ交換費用は、タイヤのサイズや車種、また店舗によって変動する場合があります。
詳しくはお近くの店舗までお問い合わせください。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドのタイヤ交換工賃は、店舗によって変わります。参考までに、ガソリンスタンド最大手である「ENEOS」のタイヤ交換費用を解説します。

編集部が調査した結果は、以下のとおりです。

項目 1本あたり 4本あたり
タイヤ交換 1,100円~2,750円 4,400円~11,000円
廃タイヤ処分料 550円~1,000円 2,200円~4,000円
バルブ交換 330~550円 1,320円~2,200円
タイヤローテーション 550~1,100円 2,200円~4,400円
バランス調整 550~1,100円 2,200円~4,400円
窒素ガス充填 550円~ 2,200円~

エネオスは日本最大のガソリンスタンドチェーンですが、チェーン店ゆえに店舗ごとに料金設定が異なります。
詳しくはお近くのエネオス店舗までお問い合わせください。

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ディーラーでタイヤ交換をするメリットは?


費用の高さが気になるものの、ディーラーでのタイヤ交換には他にはないメリットがあります。
ディーラーでタイヤ交換をすると得られるメリットを、3つ解説します。

高品質なサービスが受けられる

ディーラーは、価格に見合った高品質・充実のサービスが受けられる点がメリットです。

以下は、ディーラーで受けられるサービスの一例です。

  • 自宅まで車を取りに来てくれる
  • タイヤを交換した車を自宅まで届けてくれる
  • タイヤ交換のついでに洗車もしてくれる
  • 店内にキッズスペースやドリンクバーが設置されている
  • 店内に無料Wi-Fiが完備されている
  • 待ち時間にお菓子を出してくれる
  • 予約時間正確に作業が始まる

(※ ディーラーにより提供するサービス内容は異なります。)

「自宅まで車を取りに来てくれる」「予約時間ピッタリに作業を始めてくれる」などは、忙しい人には嬉しいサービスです。
無料Wi-Fiが完備されている店舗なら、パソコンを持ち込んで仕事をしながら作業完了を待つこともできます。

車種にピッタリのタイヤを選んでもらえる

そのメーカーの車を専門に扱うディーラーは、まさに車の専門家です。

どのような車種でも最適なタイヤを確かな目で選んでもらえるため、タイヤ選びから安心して任せられます。

またユーザーのカーライフに合わせたタイヤ選定も得意です。
「通勤で毎日使うから、コスパの良いタイヤにしたい」「お客さんを乗せる車なので、乗り心地重視でタイヤを選びたい」などのリクエストも、気軽に相談してみてください。

信頼できる技術で付け替えてもらえる

ディーラーには車の製造からメンテナンスまで、どこよりも詳しい知識と技術を持ったプロがいます。
プロによる信頼できる技術でタイヤを交換してもらえる点も、ディーラーでタイヤ交換をするメリットです。

メーカーや車種に合った方法で交換してもらえるほか、万一不具合があってもきちんとアフターフォローをしてもらえます。

ただし、ディーラー以外のショップにはプロがいないというわけではありません。タイヤ専門店をはじめ各ショップには、国家資格である自動車整備士が常駐しているところも数多くある点は押さえておきましょう。

ディーラーでタイヤ交換をするデメリットは?


ディーラーにタイヤ交換を依頼する前に、知っておきたいデメリットを3つ解説します。

タイヤ交換を少しでもお得に済ませるために、しっかり把握しておきましょう。

タイヤ交換の費用が高め

記事冒頭で解説したように、ディーラーのタイヤ交換工賃はタイヤ専門店など他のショップと比べて高めに設定されています。

ハイクオリティなサービスを受けるために必要な費用ではありますが、少しでも出費を抑えたい場合は要注意ポイントとなります。

またタイヤの本体代金も、ディーラーは他のショップより高い傾向にあります。

少しでもタイヤ交換費用を抑えたい人は「タイヤ本体価格」「交換工賃」がともにリーズナブルなショップを選ぶようにしましょう。

選べるタイヤの種類が少ない

ディーラーは、タイヤ専門店やカー用品店とくらべて取り扱うタイヤ種類が少なめです。

ディーラーは「車を販売する」のが仕事であり、タイヤ交換は付帯サービスの1つに過ぎないのが理由です。取り扱っているタイヤはベーシックなメーカー・種類だけというディーラーも少なくありません。

こだわりのタイヤや、豊富な種類から自分好みのタイヤを選びたい人は、豊富なラインナップが魅力のタイヤ専門店の利用をおすすめします。

ディーラーでタイヤ交換をする際の注意点


ディーラーでタイヤ交換を頼む際に、注意すべきポイントを3つ解説します。

いずれも知っておかないと、後から「聞いていない!」と困ることにもなりかねない項目です。それぞれを正しく理解しておきましょう。

タイヤの持ち込み可否、追加費用を確認する

タイヤは、ディーラーで買うよりもタイヤ専門店やネット通販で購入したほうが費用を抑えられます。
「ディーラーのタイヤは高いから、ネットで買って交換作業だけしてもらおう」と考える人は、少し待った方が良いかもしれません。

ディーラーは、店舗で購入したタイヤ以外のタイヤ(持ち込みタイヤ)への交換は受け付けていないか、交換可能でも割り増し料金を請求するケースがあるためです。

実際、冒頭で紹介したディーラーのなかにも「持ち込みタイヤへの交換は、工賃1.5倍」とするところがありました。

自分で手配したタイヤに交換して欲しい場合は「タイヤの持ち込みが可能か」「タイヤの持ち込み費用は必要か」の2点を確認しておきましょう。

タイヤ交換の見積もり、内訳までちゃんと見てる?項目ごとの相場と安く済ませるコツを解説

タイヤ交換の所要時間を確認する

ディーラーは、丁寧で細やかなサービスをモットーとします。
ただ、その分サービスに時間がかかる場合があるため、作業にかかる時間を事前に確認しておくと安心です。

所要時間が先にわかれば「一度帰宅する」「買い物に出る」など、時間を有効活用できます。

短時間で手早く作業を済ませてほしい人は、ディーラーよりタイヤ専門店やカー用品店を利用した方が良いかもしれません。

交換にかかる費用は「総額」で確認する

ディーラーでタイヤ交換を依頼する前に、必要な費用を「総額で」確認しましょう。

タイヤ交換費用の総額とは、以下の合計です。

  • タイヤ本体価格(タイヤを購入する場合)
  • タイヤ脱着料
  • タイヤ組み換え料(ホイールの組み換えが必要な場合)
  • バランス調整料
  • バルブ交換料
  • 廃タイヤ処分料(処分するタイヤが出る場合)

またタイヤ交換費用は、タイヤのサイズや車種によっても異なります。店頭・ホームページで「〇〇円~」とある料金は最低料金を示します。

自分の車・タイヤの場合はいくらになるのか、見積もりを出してもらってから交換を依頼しましょう。

タイヤ交換の見積もり、内訳までちゃんと見てる?項目ごとの相場と安く済ませるコツを解説

ディーラーでのタイヤ交換が向いているタイプ


ディーラーでのタイヤ交換が向いているのは、次の条件にあてはまる人です。

  • コスパよりサービスクオリティを重視したい
  • 時間的余裕がある
  • タイヤにこだわりがない

ディーラーは安さより充実したサービスに力を入れています。コスパの良さを求める人には向いていません。

また時間がかかる場合があること、選べるタイヤの種類が限られることを踏まえると、忙しい人やタイヤにこだわりたい人にも不向きです。

コスト面もサービス面も納得のいくタイヤ交換をしたい人は、タイヤ専門店への依頼を検討してみてください。

コスパと作業クオリティを両立したい人にはタイヤ専門店がおすすめ


「タイヤ交換はできるだけ安く」「でも安心して任せられるショップがいい」、そう考える人にはタイヤ専門店でのタイヤ交換がおすすめです。

タイヤ専門店なら「タイヤ流通センター」

タイヤ流通センターは独自の流通ルートにより、タイヤを専門店ならではの低価格でご用意します。

またショップにはタイヤはもちろん車のことも知り尽くした自動車整備士が常駐しており、交換作業を担当します。

予約のためお待たせすることなく作業を開始でき、作業スピードも速いのが特徴です。条件が整えば、タイヤ交換1本あたり10分で完了します。

タイヤ流通センターのタイヤはわかりやすい定額制

「タイヤは種類が多くて、どれを選べば良いかわからない」「同じグレードのタイヤでもメーカーによって料金が異なり、迷う」、そう感じた経験はありませんか?

そんなユーザーの不満を解消すべく、業界でも珍しい「定額制」を採用しているのがタイヤ流通センターの特徴です。

取り扱うすべてのタイヤを3つのグレードに分け、同グレード内ならどのタイヤも同一料金という分かりやすさが魅力です。

タイヤ流通センターのタイヤ料金は、簡易見積もりですぐにチェックできます。いますぐこちらから、車種もしくはタイヤサイズを入力してみてください。
定額制ならではの明瞭料金を、サクッとご提示します。

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まとめ

ディーラーのタイヤ交換は、販売店ならではの安心感や充実したサービスが魅力です。一方で交換費用は高めに設定されているケースが多く、選べるタイヤの種類も専門店には及びません。

ディーラーでタイヤ交換を検討している人は、費用の総額や所要時間を先にチェックしておきましょう。
またディーラーの見積もりを見ながら、ぜひタイヤ流通センターの簡易見積もりもお試しください。同グレードのタイヤをディーラーより低価格でご用意します。

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監修者:こげパン
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。

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