【2023-2024年】北海道のタイヤ交換時期はいつが最適?お得に履き替えるコツ

 

タイヤ交換、今年も「いつやる?」と迷っているドライバーの方も多いのではないでしょうか。早くても遅くても困るのがタイヤ交換です。毎年、天気予報を見ながら思案するのが風物詩という方もいるかもしれませんね。

今回は北海道エリアに注目し、タイヤ交換はいつが最適なのか、解説します。北海道では、いつごろタイヤを替えるドライバーが多いのか?という独自調査結果も公開しました。

ベストタイミングを知り、今年こそお得なタイヤ交換を実現しましょう。

▼この記事でわかること
・北海道のベストなタイヤ交換時期
・タイヤ交換をスムーズに行うためのコツ
・スタッドレスタイヤの寿命の見極め方
・お得にタイヤ交換するなら【タイヤ流通センター】がおすすめであること

タイヤ交換、みんなはいつ頃してるんだろう?


「みんながタイヤを交換する時期=混雑する時期」ですから、やはり気になります。
はじめに、北海道でいつごろタイヤ交換をする人が多いのか、実際のデータをみながら考えてみましょう。

ノーマルタイヤ(夏用)からスタッドレスタイヤ(冬用)への交換時期

近年は「例年にない大雪」「数十年に一度の〇〇」など、異常気象ともいえる冬が頻発しています。北海道でも、2022年の1月から2月にかけて「札幌で14年ぶりの大雪」といわれる積雪があったのは、記憶に新しいところでしょう。
雪の見通しが立てにくい北海道のタイヤ交換は、何月ごろがベストなのでしょうか。

タイヤ流通センターの独自調査結果では

タイヤ流通センターが調査したところによると、北海道エリアでの夏用から冬用へのタイヤ交換時期は「11月がピーク」という結果が出ています。早い方だと10月から履き替えをはじめ、ほとんどの方が11月中には交換を完了していることが分かります。


※ タイヤ流通センター調べ

日頃の移動は平地のみ、車を使用するのも買い物や通勤程度という方は、11月中に交換できるよう予定しておくと良さそうです。一方、道内を広く移動する方や峠を越えることもある場合は、10月中にはタイヤ交換を済ませておくのが安心です。

スタッドレスタイヤは本来の性能を発揮するまでに「60km/h以下の速度で200km以上(新品の場合)」の慣らし運転が必要です。早めの交換には、本格的な積雪までに慣らし運転を終えられるというメリットもあります。

お店によっては、タイヤ交換の集中を避けるために、10月中の交換には「早割」を適用してくれるところもあるようです。安心して運転するためにも、早めの交換を検討してみましょう。

【参考】北海道では11月中には「雪&凍結」の心配あり!

参考までに、気象庁のデータから「北海道の積雪・凍結」について調べました。
統計期間30年間(1991~2020年)において、北海道はほとんどすべてのエリアで「11月中には1cm以上の積雪」が観測され、平均気温も11月中には0℃付近まで下がっていることが分かります。

都市 1日に1cm以上積雪があった初日(平年値) 11月の最低気温(平均)
札幌 11月12日 1.7℃
室蘭 11月24日 3.5℃
函館 11月18日 1.9℃
帯広 11月24日 -1.5℃
釧路 12月1日 2.3℃
網走 11月17日 0.4℃
根室 12月6日 2.3℃
旭川 11月4日 -1.0℃
稚内 11月2日 1.3℃

※ 積雪(日最深積雪1cm以上)は1990年月~2020年の平年値。参考:札幌管区気象台「初雪などの平年値
※ 11月の平均最低気温は、気象庁「過去の気象データ」より、1991~2020年の30年分を平均。

地域によって差はありますが、11月中には積雪と路面凍結があるという心づもりでいたほうが良さそうです。
当然、道南・道央よりも道北・道東の方が積雪が早く、冷え込みも厳しくなります。寒さを感じ始めたらタイヤ交換しておくと間違いがなさそうです。

スタッドレスタイヤ(冬用)からノーマルタイヤ(夏用)への交換時期

冬用スタッドレスタイヤから、夏用ノーマルタイヤへの交換時期も悩ましいところです。「寒の戻り」という言葉からもわかるように、暖かくなっても、まだまだ寒さが続くことも多いからです。

北海道エリアでスタッドレスタイヤからノーマルタイヤに交換するのは、何月ごろが最適なのでしょうか。

タイヤ流通センターの独自調査結果では

タイヤ流通センターの独自調査によると、北海道エリアでの冬用から夏用へのタイヤ交換時期は「3月から始まり、4月が最多」という結果になりました。


※ タイヤ流通センター調べ

3月に入ると気温も上がり、真冬のような積雪の心配は少なくなります。特に道南・道央ではその傾向が強く、早春の訪れとともにタイヤを夏用に替える方が出始めるようです。

そして4月になると、タイヤ交換のピーク時期を迎えます。ただし注目しておきたいのは、4月に交換する方の半数程度は5月に入ってから替えていること!北海道では4月中に雪が降ることも多く、念には念を入れてタイヤ交換を待つ方も多いのです。

北海道エリアの「春の雪」について、気象庁のデータを見てみましょう。

【参考】「花冷え」は北海道では当たり前!4月の降雪も珍しくない

先ほどと同じように、気象庁のデータから北海道における過去30年分(1991~2020年)の春の積雪と気温を抽出してみました。結果は以下の通りです。

都市 1日に1cm以上積雪があった初日(平年値) 3月最低気温(平均)
札幌 4月7日 -2.2℃
室蘭 3月30日 -1.2℃
函館 3月28日 -2.0℃
帯広 4月13日 -5.3℃
釧路 4月8日 -4.2℃
網走 4月18日 -4.8℃
根室 4月12日 -3.6℃
旭川 4月14日 -6.2℃
稚内 4月12日 -3.0℃

※ 積雪(日最深積雪1cm以上)は1990年~2020年の平年値。参考:札幌管区気象台「初雪などの平年値
※ 3月の平均最低気温は、気象庁「過去の気象データ」より、1991~2020年の30年分を平均。

道南(函館・室蘭)を除き、どのエリアでも4月に1cm以上の積雪が観測されています。4月とはいえ雪の心配があるということです。

最低気温にも注目してください。表には「3月」の最低平均気温を示しました。北海道では、3月はまだまだ冬の気温。最低気温が氷点下という毎日が続きますから、深夜や早朝の運転は路面凍結を予測しておかなければなりません。

北海道で雪や凍結の心配がほぼなくなるのが4月中旬ごろであり、この時期になると多くの方がタイヤを替えはじめるということが分かりますね。

タイヤ交換はどこでやる?おすすめ交換場所とメリット・デメリット


タイヤ交換ができる場所は、大きく分けて4つあります。それぞれのメリット・デメリットをまとめました。

ディーラーでタイヤ交換をするメリット・デメリット

ディーラーにタイヤ交換を頼むメリットとデメリットは、次の通りです。

メリット デメリット
車種に合うタイヤを探してもらえる
作業レベルが高い
細やかなサービスが受けられる
自宅まで車を取りに来てくれる
費用が高くなりやすい
時間がかかることが多い
タイヤを持ち込み対方には不向き
希望通りのタイヤが用意できないこともある

ディーラーは、その車の「プロ」ともいえる存在です。車の性能を最大に発揮し、快適な乗り心地を叶えてくれるタイヤを用意してもらえる点がメリットだといえるでしょう。また作業が丁寧で高品質なため、大切な愛車を安心して預けることができます。自宅まで車を取りに来てくれるなど、細やかなサービスが期待できるのもディーラーならではといえます。

一方、サービスの細やかさや丁寧さゆえに、コストがかかりがちなのもディーラーです。時間がかかることも多く、急いで交換したいときには向いていないでしょう。
またディーラーにはメーカーとの契約事情もあり、希望通りのタイヤが用意できないこともあります。自分で用意したタイヤの持ち込みを断られたり、持ち込みには費用がかかるケースも散見されるため、できるだけ安く希望に合ったタイヤ交換を実現したい方は、タイヤ専門店などに相談してみたほうが良いかもしれません。

ディーラーのタイヤ交換は高いって本当?実際の料金を比較検証!お得にするコツも

自分でタイヤ交換をするメリット・デメリット

自分でタイヤ交換をするメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
最低限の費用で済む
好きなタイミングで交換できる
緊急時の対応スキルが身に付く
かなりの労力が必要
きちんと交換できないと脱輪の危険がある
ボルトやナットが壊れる恐れがある
ジャッキアップ中に下敷きになる危険もある

自力でタイヤ交換をする最大のメリットは、費用が大きく節約できることでしょう。タイヤ交換には1本数千円程度が年2回かかります。数万円に上ることもある交換費用が、自分で交換する時は不要になるのはお財布に嬉しいポイントですね。また店舗に交換予約を入れる必要もなく、混雑の心配をせずに好きなタイミングで作業できる点もメリットだといえます。

一方、自力での交換は「危険が伴うこと」を忘れてはいけません。交換作業中にジャッキが急に落ちたり、車が動いたりする危険もありますし、きちんと取り付けられていないと脱輪・事故につながる危険もあります。力加減を間違えるとボルトやナットが壊れてしまうこともあります。少しでも不安がある場合は、プロに頼んだほうが間違いないでしょう。

タイヤ交換は自分でできる?必要な工具やリスクについて徹底解説

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ガソリンスタンドでタイヤ交換をするメリット・デメリット

ガソリンスタンドでタイヤ交換を依頼したときの、メリット・デメリットを見てみましょう。

メリット デメリット
店舗数が多く、身近である
深夜・早朝対応が可能な店舗もある
ついでに給油や洗車もできる
技術力に不安が残る
作業はスピード重視
選べるタイヤの種類が限られる

ガソリンスタンドは、ドライバーにとってもっとも身近なサービス拠点でしょう。店舗数も多く、わざわざ遠くまで行かなくてもタイヤを替えてもらえるというメリットが挙げられます。また24時間営業しているところもあり、忙しくて深夜にしか時間が取れない方にとっても、頼りになる存在です。

ただし、ガソリンスタンドでのタイヤ交換は、タイヤの種類が選べないというデメリットがあります。スペースが限られている都合もあり、売れ筋のタイヤを最低限置いていることが多いからです。また整備士が常駐しているとも限らず、アルバイトなど経験が少ないスタッフがタイヤ交換を行うこともあります。対応力や技術力に不安が残る点もチェックしておきましょう。

ガソリンスタンドのタイヤ交換は安い?メリット・デメリットを徹底比較!

タイヤ専門店でタイヤ交換をするメリット・デメリット

タイヤ交換は、タイヤの専門店で行うという選択肢もあります。タイヤ専門店でタイヤ交換をするメリット・デメリットを見てみましょう。

メリット デメリット
タイヤの種類がどこよりも豊富
予算・希望に合うタイヤを選べる
交換の技術力が高い
保証が充実している
繁忙期は混み合うこともある
タイヤによっては工賃が高くなることもある

タイヤ専門店は、その名の通りタイヤを専門に扱うお店です。扱うタイヤの種類はどこよりも豊富で、ライフスタイルや予算に合ったベストなタイヤが選べる点が一番のメリットでしょう。車とタイヤに詳しいスタッフが揃っており、あらゆる相談ができる点も嬉しいポイントです。
また専門店ならではの技術力の高さに加え、タイヤそのものに対する保証がある点も見逃せません。安心して乗り続けるために欠かせない要素といえるでしょう。

デメリットは、人気ゆえに繁忙期は混み合うこともあることです。待ち時間が長くなりそうな繁忙期は、車を預けて別の用事を済ませてくるといった準備をしておくと良いかもしれません。また予約をしておくと、スムーズに交換してもらえます。
タイヤの種類によっては、交換に必要な工賃がやや高くなることもあります。タイヤに詳しいスタッフが常駐しているので、相談してみると良いでしょう。

タイヤ交換はお得に手際よく!スムーズに済ませるコツ


毎年2回、必ずやらなければならないタイヤ交換、できるだけ時間も手間も節約したい!と思う方は多いのではないでしょうか。
タイヤ交換をコスパ高く、時短で済ませるコツを3つ、ご紹介します。

事前に予約をしておく

タイヤ交換には「集中する日」というのがあります。急に雪が降ったときが典型例ですね。どのお店も交換待ちのお客さんであふれ、交換が半日から1日がかりになることも!
先にご紹介したタイヤ交換時期の目安を参考にして、早めに交換の計画を立てて予約を入れておくことが、スムーズなタイヤ交換には欠かせない準備だといえます。

他のメンテナンスも同時に済ませる

タイヤ交換時は、車のメンテナンスをまとめて済ませるのがおすすめです。オイルやエレメントの交換、バッテリーチェック、ラジエーター液の点検など、その都度車を預けるより、一度で全部見てもらった方が手間がかかりません。タイヤ交換はシーズン前の総点検を兼ねるのが、手間を節約し安心を手に入れるコツです。

タイヤの保管サービスを利用する

できるだけタイヤを長持ちさせるには、シーズンオフの保管方法も大切です。直射日光はタイヤの劣化を早めますし、温度変化が極端に大きな場所はひび割れやゴム硬化の原因にもなります。保管方法を誤ったために、もう1シーズン使えそうだったタイヤを廃棄せざるを得なくなるのは、とてももったいないことです。

シーズンオフのタイヤは預かりサービスのある店舗で適切に保管してもらうのがおすすめです。交換の都度持っていく必要がなくなる点も、ドライバーの負担が軽くなります。

安全運転に欠かせない「タイヤの性能チェック」!交換時がおすすめ


タイヤ交換時には、必ずタイヤの性能チェックをしておきましょう。多くの店舗ではチェックしてくれますが、ご自分でも意識して見ておくことが安心につながります。

最も見ておきたいのは、「タイヤの溝」の残り具合です。タイヤの溝は、路面のグリップ力に直結する大切なポイント!溝が浅くなるとグリップ力が弱まり、滑りやすくなってしまいます。

どれくらい減ったら新しいタイヤを買うべきかわからない、という方は、年に2回のタイヤ交換を利用し、プロにタイヤの性能チェックをしてもらうのがおすすめです。今のタイヤが次シーズンも使えそうか、今の乗り方ならどれくらい乗れそうかといった点も、プロの視点からアドバイスしてもらえます。

タイヤの購入は安くない買い物です。新品が必要だと早めに聞いておけば、時間をかけて予算に合ったタイヤを見つけられるというものですね。タイヤは安全走行のために最も大切なパーツの一つです。タイヤ交換時にはタイヤチェック!習慣にしていきましょう。

まとめ

北海道エリアのタイヤ交換の時期、またタイヤ交換をするのにおすすめの場所や、お得にタイヤ交換を済ませるコツを解説してきました。

タイヤ交換は毎年のことであるゆえに、慣れて軽視されてしまうこともあります。しかし、最適な時期に最適なタイヤに替えておくことは、愛車とご自身の安全のためにも欠かせないひと手間。年2回、必ずやる作業だからこそ、サクッとお得に交換できるようコツを押さえておきましょう。

タイヤ流通センターでは、シーズン毎にお得なキャンペーンも多数開催されています。価格や品質、性能などこだわりに合わせたタイヤも必ず見つかります。お見積もりも簡単に行えますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

 

監修者:こげパン
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。

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