スタッドレスタイヤで高速道路は走行できる?チェーンの必要性を徹底解説!

冬になり雪が降ると、車のタイヤをスタッドレスに交換して走行します。ですが、冬の道路は降雪量によって一般道や高速道路に規制が行われることがあります。

スタッドレスを履いていたとしても、規制の種類によっては走行できないことがあるのです。

雪道ではノーマルタイヤで走行すると違反となってしまいますが、スタッドレスタイヤでも違反となってしまう規制があります。

この規制とはどのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。

▼この記事でわかること
・スタッドレスタイヤ履いていれば高速道路はOKか
・チェーン規制を守らなかった場合どうなるか
・タイヤ流通センターならお得にスタッドレスタイヤ交換ができること

スタッドレスタイヤを履いていれば高速道路は走行できる?


スタッドレスタイヤを履いていれば雪道をどこでも走行できると思われがちですが、実は規制の種類によっては走行できないことがあります。

雪が降ると高速道路ではいくつかの種類の規制が行われます。雪が降っているときの代表的な規制を見ていきましょう。

冬用タイヤ規制

冬用タイヤ規制が行われている高速道路では、スタッドレスタイヤなどの冬用タイヤかタイヤチェーンなどの滑り止めを装着しなければ走行することができないという規制です。

凍結している路面や積雪のある路面では、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンなどを装着していないと、スリップしたりブレーキを踏んでも停止できなかったりと危険です。

事故を起こすリスクがとても高くなってしまうため、規制が行われているのです。

冬用タイヤ規制が行われている道路で冬用タイヤを履いていなかったりタイヤチェーンなどの滑り止めを装着していなかったりすると、道路交通法違反となってしまうため、注意しましょう。

全車両チェーン装着規制

冬用タイヤ規制が行われるよりもさらに積雪が多かったり凍結などにより路面の状況が悪かったりする場合は、チェーン規制が行われます。

一般的な高速道路では、スタッドレスタイヤを装着していれば走行することができます。

しかし、一部の厳しい山間部などでは「全車両チェーン装着規制」が行われることがあります。

この場合は、スタッドレスタイヤを履いていてもタイヤチェーンなどの滑り止めも装着しなければなりません。

全車両チェーン装着規制は、これまでに雪による大規模な立ち往生や通行止めなどが発生したことがある区間において行われます。

また、装着が必要な措置は都道府県によって異なるため、走行する都道府県でどのような措置をしなければならないのか事前に確認しておきましょう。

大雪警報などが発令されているときに全車両チェーン装着規制が行われ、スタッドレスを履いている車であってもタイヤチェーンなどの滑り止めを装着しなければなりません。

大きな事故や立ち往生などに繋がる恐れがあるため、このような規制が行われます。

全車両チェーン規制が行われている道路でタイヤチェーンなどの滑り止めを装着していないと、道路交通法違反となってしまうため注意しましょう。

チェーン規制を守らないとどうなる?


チェーン規則は、雪や路面の凍結によって事故の危険性が高いときに行われる規制です。そのため、チェーン規則は安全のためにも必ず守らなければなりません。

もしもチェーン規則を守らずに走行していた場合、どうなってしまうのでしょうか。

道路交通法違反となる

チェーン規制が行われているにもかかわらず何の対策もせずに走行してしまうと、道路交通法違反となってしまいます。

違反点数の減点はありませんが、5,000~7,000円の罰則金の支払いが課せられてしまいます。

ただし、パトカーに止められるなどしてその場に警察官がいる場合は、「高速自動車国道等措置命令違反」または「警察官通行禁止制限違反」となってしまい、違反点数が2点減点されてしまいます。

「安全運転義務違反」などになってしまう可能性もあるため、注意しましょう。

事故を起こしたらその責任も問われる

雪などによる事故が起きる危険性が高いからこそチェーン規制が行われるため、それを守らずに事故を起こしてしまうと大変なことになってしまいます。

チェーン規制を守らずに区間内で事故を起こしてしまうと、その責任を問われることになります。

事故の中でもとくに死亡事故などの大きな事故を起こしてしまうと、過失運転致死傷罪となる可能性が高くなります。

過失運転致死傷罪となると、7年以下の懲役もしくは禁錮刑、または100万円以下の罰金が課せられてしまいます。

チェーン規制が行われている道路では、チェーン規制を守り、より安全な運転をするよう心がけましょう。

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高速道路を走行中に全車両チェーン装着規制が出たらどうする?


天気予報である程度の天候は予測されているとはいえ、冬の山中の天候はとても変わりやすく、予測以上に雪が降ることが多々あります。

激しく雪が降りだすと、あっという間に雪がたくさん積もってしまうため、急に全車両チェーン装着規制が行われることも考えられます。

走行中に全車両チェーン装着規制などが行われた場合、高速道路の上の方にある道路情報板に表示されるため、すぐに確認することができます。

もしも高速道路を走行しているときに全車両チェーン装着規制が行われたら、どのような対応をすればよいのでしょうか。

チェーンを持っていない場合

まずは、高速道路を走行中に全車両チェーン装着規制が行われたとき、チェーンを持っていない場合です。

全車両チェーン装着規制が行われているとき、それほど危険ということであるため、チェーンを装着していないまま走り続けることはできません。

チェーンを持っていないときに全車両チェーン装着規制が行われたら、まずは慌てずにもっとも近いインターチェンジまで走りましょう。

そして、もっとも近いインターチェンジで高速道路から降り、一般道を走ることになります。

事故などの危険性が高いために全車両チェーン装着規制が行われているため、必ず規制に従ってもっとも近いインターチェンジで一般道に降りましょう。

チェーンを持っている場合

次は、高速道路で走行中に全車両チェーン装着規制が行われたとき、チェーンを持っている場合です。

装着していなくてもチェーンを車に積んでいるというときは、もっとも近いサービスエリアやパーキングエリアに入ってチェーンを装着することになります。

走行中に道路情報板などで全車両チェーン装着規制が行われたことを知ったら、慌てずにもっとも近いサービスエリアやパーキングに入りましょう。

このとき、危険ですので絶対に路肩に車を停車させてはいけません。

サービスエリアやパーキングエリアでチェーンを装着することができたら、高速道路に戻り走行することが可能です。

スタッドレスタイヤでも規制の種類によっては高速道路を走行できない


スタッドレスタイヤを履いていればどんな雪道でも規制されることなく走行できると思われがちですが、実はスタッドレスタイヤだけでは走行できない場合があります。

近年、想定以上の積雪によって立往生や玉突き事故などが各地で発生しました。

それによって、大雪特別警報や大雪に対しての緊急の発表が行われると、スタッドレスタイヤを履いていてもチェーンを装着していないと走行することができなくなりました。

ただし、大雪特別警報や大雪に対しての緊急の発表などがなければスタッドレスタイヤのみでも走行は可能です。

また、規制される区間は厳しい山間部であることがほとんどですので、前もって走行する道路についての情報を確認しておきましょう。

スタッドレスタイヤの交換ならタイヤ流通センターがおすすめ

冬場の雪道や高速道路では、スタッドレスタイヤが必須です。ただし、スタッドレスタイヤはノーマルタイヤに比べ、価格が高い傾向にあり、少しでも安く交換したいと考える人は多いでしょう。そんな人におすすめなのがタイヤ流通センターです。

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また、タイヤ専門店なので、国内・海外メーカーのスタッドレスタイヤの種類も充実しています。各店舗に専門のスタッフが在籍し、愛車にピッタリなスタッドレスタイヤを予算や性能を加味して紹介してくれます。

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まとめ

スタッドレスタイヤを履いていれば、雪が積もっていても高速道路を走行できます。

ただし、規制が行われているときは規制の種類によってスタッドレスタイヤだけでなくチェーンを装着しなければならないということを覚えておきましょう。

チェーン規制を守らずに走行し続けていると、道路交通法違反となり、その上重大な事故を起こしてしまうと罪に問われることになるため、チェーン規制は必ず守りましょう。

もしも高速道路を走行中に道路情報板などでチェーン規制が行われることを知ったら、まずは決して路肩に停車しないように注意します。

チェーンを車に積んでいるかどうかによって行動が変わりますが、落ち着いてそれぞれの正しい行動を取ってください。

冬に高速道路や山間部の一般道を通るときは、念のため車にチェーンを積んでおくように心がけましょう。

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監修者:こげパン
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。

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