タイヤ通販でよくある失敗事例5選!トラブルに遭わないための買い方手順も解説

通販でのタイヤ購入は、割安価格でタイヤが手に入ると人気を集めています。実際、25%ほどの人が「通販でタイヤを買った経験がある」と回答したという調査結果もあるそうです。

しかし一方で、購入まで現物を見られない通販だからこその、失敗事例やトラブルがあるのも事実。偽ブランド品やパンク修理歴を隠した不良タイヤが横行しているおそれもあるといいます。

タイヤは、安全走行に直結するパーツです。信頼できるショップから、本物を買うことが大切。この記事ではタイヤの通販でよくある失敗事例や、安心して購入するためにチェックしておくべきポイント、買い方の手順などを解説します。

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タイヤの通販はここに注意!よくある失敗事例5つ


通販でのタイヤ購入は、上手に使えばとても便利です。反面、「タイヤの現物をチェックできない」「車と見比べながら、その場でおすすめを選んでもらえない」という特性から、不安が付きまとう点も否めません。

タイヤを通販で購入する前に、よくある失敗の事例をチェックしておきましょう。

思っていたより高くついた!

「もっと安いと思っていた」「思っていたより高くついた」などの失敗は、タイヤ通販でよくあるパターンです。総支払額が想定より高くなる原因は、2つあります。

まず、「送料」がかかる点です。タイヤは大きさと重量のために基本送料が高い上、サイズによっては2本ずつの梱包となり、さらに送料がかさむ場合もあります。
「送料無料」の通販ショップを利用しても、離島や個人宅への送付は有料となるショップも見られます。

タイヤ通販が想定より高くつく原因の2つ目は、「タイヤの取付工賃」にあります。購入したタイヤは整備工場に持ち込んで取り付けてもらわなければなりませんが、持ち込みタイヤの作業には割増料金を加算する工場もあるためです。

サイズやホイールタイプが合わなかった!

タイヤは車種や用途、サイズなど、さまざまな規格が存在します。これで良いだろうと思って購入したが、届いてみたら車に合わなかったという失敗例もよく見られます。

ホイールが手元にあり、適合するタイヤを買いたい場合も要注意!タイヤのサイズが合っていても、ホイールと合わずに取り付けられない場合もあるからです。タイヤとホイールとが適合するには、「タイヤ幅」と「リム幅」がそれぞれピッタリ合わなければなりません。

店頭でタイヤを購入する際は、プロのスタッフが最適なタイヤを選んでくれるため、「サイズが合わなかった」となる心配はありません。通販でのタイヤを購入時は、タイヤ幅とリム幅が確実に合うものを選ぶようにしましょう。

偽ブランドのタイヤが届いた!

ブリヂストンやYOKOHAMA、ダンロップなどの有名ブランドのタイヤが破格で売られていたら、偽物かもしれません。

流通コストをカットできる通販は、店頭価格よりタイヤを安く買える場合が多いのは事実です。しかしどのような商品にも「市価」「相場」があり ます。あまりに安い商品は偽物を疑った方が良いでしょう。

タイヤは安全走行に直結する重要パーツ。品質保証がされない偽物は、絶対に避けるべきです。不安な場合は、タイヤ専門店などでプロに相談しながらの購入をおすすめします。

商品説明と異なるタイヤが届いた!

手元に商品が届くまで実物を確認できない通販では、商品説明と異なるタイヤが届くトラブルもあります。「商品説明にはパンク修理歴について書かれていなかったが、届いたタイヤには修理痕があった」「説明にはなかったゴムの硬化やひび割れがあった」といった事態も想定できます。

さらに「現状渡しのみ」としているショップで購入した場合、届いたタイヤにトラブルがあっても返品・交換は受け付けてもらえない点も注意が必要です。

タイヤを取り付ける手間がかかった!

通販で買ったタイヤには、「どこで取り付けてもらうか」という問題が付きまといます。多くの整備工場は持ち込みタイヤの取付を歓迎してはいないため、取り付け可能な工場を探すのにも手間がかかります。ホイールの脱着が必要なら、さらに時間が必要です。

もし購入したタイヤを自宅に配送した場合は、タイヤを工場まで持ち込む手間もかかります。タイヤ専門店などで購入すれば、購入したその場で取り付けてもらえるため、時間も手間もかかりません。

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タイヤを通販で失敗したくない!買い方の手順を解説


タイヤを通販で買う場合に、押さえておくべき手順を解説します。失敗したくない方は、ぜひチェックしてみてください。全部で5ステップです。

1. タイヤのサイズやタイプを調べる

まず、タイヤのサイズとタイプを調べましょう。

タイヤのサイズは、現在ついているタイヤの側面を見ると分かります。「225/65R15 94H」といった表記が、タイヤの情報です。同じ表示は、運転席側ドアを開けたところのステッカーでも確認できます。

例、225/65R15なら
225:タイヤ幅(㎜)
65:扁平率
R:ラジアルタイヤ
15:適合ホイールリム径のインチ表示

またタイヤのタイプには、主に次のものがあります。

サマータイヤ(夏タイヤ):雪道や凍結路以外で使えるタイヤ
スタッドレスタイヤ:雪道や凍結路で使える冬用のタイヤ
オールシーズンタイヤ:わずかな積雪程度なら乗れる、1年中使用可能なタイヤ
エコタイヤ:低燃費走行にこだわったタイヤ
スポーツタイヤ:グリップ力を高めたタイヤ
コンフォートタイヤ:静粛性・衝撃吸収性が高いタイヤ
SUV専用タイヤ:車体重量が大きいSUV向けに開発されたタイヤ

タイヤを使うシーンや好みを踏まえ、最適なタイヤタイプも決めておきましょう。

タイヤサイズの見方・確認方法を徹底解説!ロードインデックスって何?

2. 通販ショップを比較する

タイヤを購入する通販ショップを比較するポイントは、次の通りです。

  • 商品は豊富に用意されているか
  • 商品情報は明瞭に説明されているか
  • 商品画像は豊富に載っているか
  • 安すぎず高すぎず、妥当な価格か
  • 返品や交換は可能か

特にタイヤ情報の詳しさと分かりやすさは重要です。タイヤの製造年まで表記されているか、チェックしましょう。
実はタイヤには使用期限があり、メーカーは製造から4~5年での交換を推奨しています。新品のタイヤでも、年数が経つとゴムが劣化し、安全走行に支障をきたすのです。

また取り扱っているタイヤが、あまりに安すぎるショップも要注意。悪質なタイヤや偽ブランドタイヤ、また詐欺サイトなどに騙されないためにも、価格の妥当性とショップの信頼性をよく確認しましょう。

3. タイヤの状態や価格を比較する

信頼できそうなショップが絞り込めたら、お目当てのタイヤを比較します。タイヤのサイズやタイプ、状態、製造年のほか、価格も見比べましょう。価格はタイヤ本体だけではなく、送料や取付料金、部品代なども含めたトータルで比較しましょう。

4. 取り付けてくれる整備工場を選ぶ

通販ショップが提携している取付工場がある場合を除き、自力で工場を探さなければなりません。取付工場が決まっていると、タイヤを工場に直送してもらえる場合もあるため、持ち込みの手間が省けます。通販で買ったタイヤを取り付けてくれる工場は、購入前に探しておくのがおすすめです。

タイヤの取付はタイヤ専門店やカー用品店、整備工場のほか、ガソリンスタンドでも可能です。直送する場合は、事前に相談しておきましょう。

5. 届いたら状態を確認する

タイヤが届いたら、取り付け前にタイヤの状態を確認します。不良箇所があれば、取付前にショップに連絡してください。初期不良として返品・交換対応してもらえる場合があります。

取り付けた後には、どのような不具合が見つかっても、不良品として対応してもらえないショップがほとんどなので気を付けましょう。

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タイヤ通販Q&A|失敗しない購入のコツ


タイヤの通販に関して、多くみられるQ&Aをまとめました。

タイヤの注文から取り付け完了まで、期間はどれくらいかかる?

タイヤは、ショップで入金確認後発送されます。発送までに1日~数日、配送に1日~数日かかり、さらに工場にタイヤが到着した後に取付となります。どんなに早く見積もっても、注文から取付完了までには3日~1週間は必要です。

タイヤ専門店などでタイヤを購入すれば、購入し即日取付も可能。スピードを重視する方には、タイヤ専門店などでの購入がおすすめです。

タイヤの取付にかかる費用はどれくらい?

タイヤの取付は、1本1,000円ほどかかります。4本で4,000円ほど見積もっておきましょう。ホイールの脱着も必要な場合は、さらに1本1,000円ほど追加となります。

車1台分・ホイール脱着込みで8,000~10,000円程度が相場です。

タイヤ専門店などでタイヤを購入した場合は、脱着・取付費用はサービスとなる場合もあります。

「入金したのに発送されない」トラブルは実際にある?

タイヤ通販では、まれに「入金したのに発送されない」などのトラブルもあるようです。大手ショップよりも、小規模ショップや個人店などで起きやすいといわれています。

またヤフオクなどの個人間取引でも、同様のトラブルが起きやすいため注意が必要です。発送トラブルが心配な場合は、支払い方法を「代金引換」や「後払い」にする等、工夫してみてください。

まとめ

車に乗るなら必ず必要になるタイヤは、定期的な交換が必要です。購入頻度が高くないとはいえ、まとまった金額になる場合も多く、「少しでも安く買いたい」ニーズから、通販の人気が高まっています。

ただ、通販での購入は、買う前に現物をチェックできない点がデメリットです。通販ならではの懸念点や失敗事例もあります。タイヤは安全走行に直結するパーツでもあるため、少しでも不安があればプロに相談できるタイヤ専門店などの出の購入がおすすめです。

タイヤ流通センターは、車に最適なタイヤを分かりやすい定額プラン制で購入できます。もちろん、取付作業や不要タイヤの処分もOK!タイヤに関することならなんでも、お近くのタイヤ流通センターに、またはWEBからお問い合わせください。

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監修者:こげパン
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。

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