タイヤはどこで買うのが正解?おすすめのショップとメリット・デメリット、選び方も解説

タイヤは、実は「どこで買うか」がとても大切な商品です。買うショップによっては、4本セットで数万円の差が生まれることも、珍しくありません。あわせて、愛車や乗り方に合うベストなタイヤの見極めも重要です。
今回は、安い買い物ではないからこそ失敗したくないタイヤの買い方を、「どこで買うか」という点に注目して解説します。買うショップ別のメリット・デメリットや、賢いタイヤの選び方もまとめました。
あなたにとってベストなタイヤを選ぶヒントが満載です。ぜひ最後までご覧ください。
▼この記事を最後まで読んでわかること
・タイヤを買えるショップ
・「タイヤ専門店」「カー用品店」がおすすめな理由
・タイヤを購入する場所の比較ポイント
・愛車に合うタイヤの選び方
・タイヤ流通センターならお得にタイヤ交換できること
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目次
タイヤを買えるショップ

タイヤを買えるショップは、以下の5つです。
- タイヤ専門店
- カー用品店
- ネット通販
- ガソリンスタンド
- 自動車整備工場
- ディーラー
こういわれても、どこに行けば良いのか迷ってしまう人もいるでしょう。最初に、タイヤを扱うショップごとの特徴と、メリット・デメリットをまとめます。希望に合うタイヤ購入が実現しそうなショップを見つけるヒントにしてください。
タイヤ専門店
タイヤを専門的に扱うショップです。次項のカー用品と似ていますが、タイヤ専門店は名前の通りタイヤがメインの商品。品ぞろえも桁違いに豊富で、希望に合うタイヤがきっと見つかります。
2種類のタイヤ専門店
タイヤ専門店には、2つのタイプがあります。
- メーカー直営店
- 総合販売店
メーカー直営店とは、タイヤメーカーの直営店舗です。ブリヂストンの「タイヤ館」、ヨコハマタイヤの「タイヤガーデン」などが該当します。このタイプのショップは、親会社であるメーカーのタイヤのみを取り扱います。購入したいメーカーが決まっている人におすすめです。
総合販売店とは、さまざまなメーカーのタイヤを取り揃えたショップです。日本最大級のタイヤ専門店「タイヤ流通センター」が代表例でしょう。性能も価格も多彩なタイヤが揃うため、豊富なラインナップから希望に合うタイヤを選びたい人におすすめします。
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メーカー直営店でタイヤを買うメリット・デメリット
メーカー直営店は、そのメーカーのあらゆるタイヤが揃っている点がメリットです。カー用品店には並ばないようなレアなタイヤ、特殊なタイヤも選べます。また、多くのタイヤが店頭に展示されており、実物を触って比べながら選べるというメリットもあります。
価格は、他のショップより高めになる点には注意してください。直営店ゆえに値引き率は低く、カタログに掲載のメーカー希望小売価格同等で販売されることが多いようです。
参考までに、ブリヂストンの低燃費タイヤ「エコピア」の価格を比較してみましょう。
〈ブリヂストン エコピア NH200C 185/65R15 88S〉
| 購入場所 | 価格 |
|---|---|
| ブリヂストンカタログ価格※1 | 20,900円/本 |
| ブリヂストンネット通販価格※2 | 23,210円/本 (取付価格込) (会員は21% OFF) |
| オートバックスネットショップ価格※2 | 16,030円/本 (4本セット売りが基本) |
※1 ブリヂストンカタログ 2025年6月(価格改訂版)より
※2 2025年10月時点
直営店は、カタログ価格やネット通販価格に準じた価格で販売されます。できるだけ出費を抑えたい方は、他のショップの価格と比較し、検討したほうが良いでしょう。
総合販売店でタイヤを買うメリット・デメリット
タイヤ流通センターのように、国内外あらゆるメーカーのタイヤをそろえる総合店で購入するメリットは、次の3つです。
- 豊富なラインナップから選べる
- コスパ良く、お得に買える
- ショップスタッフに相談しながら選べる
なんといっても、ラインナップの豊富さは群を抜きます。ブリヂストンやヨコハマ、ミシュランといった一流メーカーのタイヤをはじめ、KENDA・Hankokなどのアジアンタイヤまで悩むこと間違いなしの商品量が特徴です。スケールメリットを生かし、流通コストを抑えているため、お得な料金設定となっているものがほとんど。
タイヤに詳しいショップスタッフに希望を伝え、相談しながらベストの1本を選ぶこともできます。
注意点は、人気ゆえにハイシーズンは混み合う点です。とくに、タイヤ交換をセットで依頼したい場合は、予約してからの来店をおすすめします。
カー用品店
オートバックスやイエローハットなど、全国に店舗を構えるカー用品店は、身近で気軽に入りやすいショップです。
カー用品店のタイヤラインナップも、かなりのバリエーションを誇ります。一般のユーザーが必要とするタイヤなら、まず「ある」と考えて良いでしょう。整備工場を併設している店舗も多く、購入したタイヤを即交換も可能です。
カー用品店でタイヤを買うメリット
カー用品店でタイヤを買うメリットは、2つあります。
- 季節ごとのキャンペーンが豊富
- 「ついで」の買い物を済ませられる
カー用品店は、季節によってさまざまなキャンペーンを実施します。シーズンごとの履き替えにあわせたキャンペーンのほか、「在庫処分」「メーカー特売」などのキャンペーンを見かける場合もあります。タイヤにあまりこだわりがなく、できるだけコストを押さえたい方は、必見です。
また、タイヤ購入のついでに、芳香剤・消臭剤や洗車グッズなどを買っておけるのも、カー用品店でタイヤを買うメリットです。
カー用品店でタイヤを買うデメリット
注意点は、2つあります。まず、タイヤ専門店と同様に、ハイシーズンは混み合う点です。多くの人が気軽に利用するだけあって、店内が非常に混雑するシーンがよく見られます。時間を節約したい人は、ぜひ予約を利用しましょう。
また、タイヤのラインナップは、専門店には及びません。一般の使用には十分対応できるタイヤが揃っていますが、タイヤにこだわりがある方、特殊なタイヤを使いたい方のニーズは満たせないい可能性があります。
ネット通販
ネット通販でのタイヤ購入も、徐々に市民権を得てきました。ネット通販でのタイヤ購入に関して、詳しく見てみましょう。
ネット通販の種類
よく利用されているタイヤのネット通販は、3種類に分けられます。
- 実店舗をもつショップのネットショップ
- 実店舗をもたないネットショップ
- オークション、個人売買
「実店舗をもつショップのネットショップ」とは、タイヤ流通センターやオートバックスのネットショップをイメージしてください。各地に実店舗があり、ネットショップで購入したタイヤを実店舗併設の整備工場で交換できるショップです。
実店舗をもたないネットショップは、タイヤの売買に特化しているサービスが多めです。提携工場で交換可能なケースもありますが、多くは購入者自身が交換してくれる整備工場を手配する必要があります。
オークションや個人間売買も盛んに行われています。Yahoo!オークションやメルカリ、ジモティなどには、新品・中古さまざまなタイヤが出品されています。個人間売買の場合も、タイヤは購入者が自身で交換するか、交換する整備工場を手配しなければなりません。
ネット通販でタイヤを購入するメリット
ネット通販でタイヤを購入するメリットは、まず店舗まで行かなくて良い手軽さ、そして価格のお得さがあります。よく探せば、店頭価格より割安なタイヤが見つかる場合も多いでしょう。
また、在庫が豊富で、希望に合うタイヤを見つけやすいはずです。
ネット通販でタイヤを購入するデメリット
ネット通販でのタイヤ購入は、実物を見て確認できない点がデメリットです。とくに、個人間の売買には注意してください。画像に映っている情報だけで品質を判断しなければならず、隠れた場所にある傷等に気づけない場合もあります。
また、前述のとおり、届いたタイヤを交換できる工場がないショップは、自身で工場を探し持ち込む必要があります。
価格や手軽さが魅力の反面、手間がかかる場面もある点は知っておいてください。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドもタイヤを買える場所の1つです。店舗数が多く自宅近くで気軽に立ち寄れるのは、ガソリンスタンドのメリットでしょう。
ただし、タイヤの品ぞろえは専門店やカー用品店には及びません。在庫を展示・保管するスペースにも限りがあるため、最低限のラインナップしかそろえていないガソリンスタンドも、よくみられます。
また、自動車整備士がいないガソリンスタンドも多く、その場合はアルバイトスタッフ等が交換作業を担当します。タイヤ交換作業自体は、資格がないスタッフが担当しても問題はありません。ただ、安全運転を足元から支えるタイヤだけに、交換する人には十分な技術力と知識をもっていてほしい、と思うのは購入者の自然な気持ちでしょう。資格者がいない場合に交換を依頼するかどうかまで考えておくことをおすすめします。
自動車整備工場
自動車整備工場には、かならず自動車整備士がいます。プロのスキルで交換やメンテナンスを行ってもらえる点が強みです。作業スピードも速く、手早く交換したいときにもおすすめです。
注意点は、タイヤのラインナップが限られる点、またタイヤ価格が割高になりやすい点です。
整備工場は車の整備・メンテナンスが主要業務であり、タイヤの販売が第一ではありません。品ぞろえが限られていたり、希望のタイヤが在庫になかったりする場合もあります。
あわせて、大量仕入れによるコストダウンが期待できない分、タイヤの価格もタイヤ専門店やカー用品店等に比べると高めであることが多いようです。
お得に買うなら「タイヤ専門店」「カー用品店」がおすすめ!

結局、タイヤはどこで買うのがベストなのか。この疑問には、タイヤ専門店もしくは、カー用品店とお答えしたいと思います。しかも、全国に店舗を構えるような、大規模なショップを選択してください。
大規模なショップは、自社の流通ルートを確保し、独自にメーカーから大量仕入れをしています。大量に仕入れるほど割引が効きやすく、コストダウンにつながるのは周知のとおり。全国規模の専門店やカー用品店のタイヤが安いのは、これが理由です。
また、専門店やカー用品店にはタイヤに詳しいスタッフが常駐しており、大半が整備工場も併設しています。相談しながら選んだタイヤを、その場ですぐに交換してもらえる利便性も見逃せないメリットです。
日本最大級のタイヤ専門店・タイヤ流通センターも、チェックしてみてください。わかりにくいタイヤごとの価格設定を廃止し、同サイズ・同ランクのタイヤは均一価格という定額制を導入。3つの料金プランで、愛車に最適なタイヤをご提案します。
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タイヤを購入する場所の比較ポイント

タイヤをどこで購入するかを決める際、指針になる5つのポイントを解説します。気になっているショップがあれば、本章で紹介する観点から比較してみてください。
タイヤ本体価格
まず、タイヤの本体価格を見ます。タイヤの価格は、以下の要素で変動します。
- メーカー
- サイズ
- 性能
この3つの要素を同一に揃え、気になるショップのタイヤ価格を比較してみてください。ただし、タイヤ本体価格だけで購入場所を決めるのは早計です。次項の交換工賃で、大きく差が出る場合もあるためです。
タイヤ交換工賃
タイヤ交換工賃は、以下の費用を確認しましょう。
- 交換作業料
- 廃タイヤ処分料
- バランス調整料
- バルブ交換費料
廃タイヤ処分料は、外したタイヤが寿命を迎えており、処分しなければならない際にかかります。タイヤは特別なルートで処分しなければならないため、処分の費用が1本500~1,000円ほどかかります。
バランス調整料とは、タイヤが前後左右、バランスよく走行できるように小さなおもりを取り付ける費用です。バルブの交換が必要なら、バルブの費用もかかります。バランス調整料とバルブ交換料は、必要な場合にのみかかる費用です。
タイヤ交換工賃はショップごとに異なります。また、タイヤが大きくなるほど高くなります。事前に確認し、タイヤの費用と合算して総額を比較すると良いでしょう。
タイヤ交換予約の可否
初冬や春先など、夏タイヤとスタッドレスタイヤとの交換が必要なシーズンは、どのショップも混み合います。また、休日のほうが混むのも世の常です。
タイヤ交換をスムーズに完了させるためにも、タイヤ交換作業の予約が可能かどうかも見ておくと良いでしょう。
近年は、タイヤ交換もWeb予約に対応しているショップも増えてきました。まずはショップのホームページをチェックしてみてください。
ショップの定休日・営業時間
「貴重な平日の休みにタイヤ交換を済ませようと思ったら、定休日だった」という展開になっては残念です。ショップの定休日の有無と曜日も、チェックポイントです。
あわせて、自分にとって利便性の高い時間に空いているか、営業時間も見ておきましょう。夜遅くまで対応してくれる店舗であれば、仕事帰りに寄ってタイヤを交換してもらうことも可能です。
ショップの立地、アクセス
どんなにタイヤの価格がリーズナブルでも、遠かったり、行きにくい場所だったりすると、移動時間が必要以上にかかります。何かと忙しい合間に済ませたいタイヤ交換は、交換予定のショップの立地やアクセスも重要です。
愛車に合うタイヤの選び方

どのようなポイントに気をつければ、後悔のないタイヤ購入が実現するでしょうか。タイヤをどこで買うかという問題と同じくらい大切な、タイヤの選び方を解説します。
合うタイヤは「サイズ」「性能」「予算」の3ポイントで絞り込む
タイヤを選ぶポイントは、サイズと性能、予算の3つです。
タイヤサイズの見方
いま装着しているタイヤと同じサイズのタイヤを購入する予定なら、装着中のタイヤの側面を見ると、サイズがわかります。
側面にある「195/65R15」といった「3桁/2桁R2桁」という刻印を探してください。最初の3桁は断面幅、次の2桁は扁平率、最後の2桁はインチを示します(ほぼすべてのタイヤがRなので、Rは無視して構いません)。
一般的にタイヤサイズをいう際の「15インチ」「17インチ」といった表現は、最後の2桁のこと。タイヤ選びには、インチのほかに断面幅と扁平率も重要です。
新しいタイヤも、刻印と同じサイズのタイヤを見つけてください。
タイヤのサイズを変えたい場合は、ショップスタッフや整備士への相談をおすすめします。
タイヤの性能
タイヤは、実にさまざまな性能を備えています。雪道や凍結路用につくられたスタッドレスタイヤは分かりやすい例です。「雪上性能」「氷上性能」という性能が突出しています。
そのほかにも、静音性を高めた「静粛性」、燃費を高める「低燃費性」、雨の日の安心度を上げる「ウェット性能」などがあります。普段、車に乗るシーンや地域性を踏まえ、必要な性能を備えたタイヤを探しましょう。
タイヤの予算
近年、タイヤの値上がりが続いています。数年前にタイヤを買ったときの予算感でいると、見積もりをもらって驚くこともあり得ます。
同一サイズのタイヤでも、メーカーや性能が異なれば、4本セットが数万円単位で価格が変わります。まずは店頭やチラシで相場をつかみ、予算を検討しましょう。利用できるキャンペーンがないか、お得なセットはないかなども、あわせてチェックしておきます。
迷った場合は、遠慮なくショップスタッフに相談を
タイヤ選びは、なれない方には簡単なテーマではありません。どれも同じに見えてきたり、自分に合うタイヤを決められなかったりと、困惑する場面も多いでしょう。
少しでも不安があるときは、ショップスタッフに相談してください。そして、普段の乗り方や車種、ほしい性能、予算も包み隠さず伝えて構いません。
どこで買うか迷ったら「タイヤ流通センター」がおすすめ

タイヤをどこで買うか迷ったら、タイヤ専門店のタイヤ流通センターがおすすめです。タイヤ流通センターは日本最大級のタイヤ専門店で、タイヤのことならどこよりも詳しいスタッフが常駐しています。
タイヤ価格は、3つの定額制。お車や乗り方、ご予算に最適なタイヤをご提案します。店舗でのタイヤ交換も承れる上、タイヤの見積もりや交換予約はWebから簡単に手続きできます。まずは気軽に、簡単見積もりを利用してみてください。
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まとめ
タイヤを買いやすい場所は、どこでしょうか。品揃えや価格面、サービス、アクセスの良さなどを総合的に考えると、タイヤ専門店やカー用品店をおすすめします。まずはお近くのショップに行き、タイヤの相場や気軽に相談できるスタッフの有無を確認しましょう。
また、タイヤは買った後の交換やメンテナンスも必要です。点検の仕方を教えてもらい、また何かあった際にはすぐに駆け込めるショップを行きつけにしておくと、運転中の安心感が高まるでしょう。
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現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。